過去のセミナー

OLD SEMINARS

保険商品開発の神髄

~商品開発の成否はマーケティングにあり~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-08-09(金) 9:30~16:30
講師
日新火災海上保険株式会社 顧問 日本アクチュアリー会正会員 星野 明雄 氏
日新火災海上保険株式会社 顧問
日本アクチュアリー会正会員
星野 明雄 氏

東京大学理学部数学科卒、ペンシルバニア大学ウォートン校MBA(修士)
損害保険上級講座 保険マーケティング入門講師 インドネシア損害保険協会 バリ・ランデブー講師 Enterprise Risk Management Academy/ASEAN Risk Awards 2016-18 審査委員(ERMA) 論文「新型自動車保険TAPの開発について」(損保研究)
損害保険会社及び生命保険会社において商品開発を30年余り担当 手がけた商品が日経優秀製品・サービス賞を生保・損保それぞれで受賞
弊社アクチュアリー講座 講師

【主要開発商品】
自動車保険人身傷害補償/各種積立保険(損害保険分野)
家計保障定期保険/利差配当商品各種(生命保険分野)
年金払積立傷害保険・ドル建て年金(年金分野)
医療保険/がん保険/抗ガン剤特約(医療分野) 等多数

概要 保険会社の商品開発に、約款や数理の基礎知識はもちろん必要です。しかしそれ以上に、
時代に合わせたマーケットイン型のアプローチがいま求められています。価格設定も、従来のレーティングを脱し、プライシングの考え方を取り入れなくてはなりません。商品開発を理論的・体系的に理解する努力がますます重要になっています。
商品の開発・管理に携わる方は、次のような問いに即答できるでしょうか?
[1]「複数契約加入割引」が何度も提唱されるが、成功例がないのはなぜか。「長期継続割引」はどうか。
[2]ある通販会社のCEOは、「低価格により顧客を囲い込む」ことを同社の戦略とした。この戦略は成功しないが、問題点はどこにあるか。
[3]保険以外の業界の価格引上は、モデルチェンジに伴って行われることが多い。なぜか。
商品戦略の基本がわかれば、これらの問いに瞬時に本質を答えられます。
この講座では、商品の考え方のフレームワークを学ぶことができます。これを身に着ければ、商品開発の新たな地平が見えてきます。
なお、基本的なアイデアを説明しつつ、約款作成のコツや認可申請要領など、要所要所で実務上のポイントも解説する予定です。

【この講座で得られること】
・購買行動の原理の理解(価値、価格、原価の関係と各論)
・需要曲線の理解とその応用(マーケットセグメンテーション、プライシング、販売予測など)
・商品設計のフレームワークの習得
・アイデアの源泉-プロダクトインvsマーケットアウトの使い分け
・市場調査の方法、キーポイント
・実践的演習
セミナー詳細 1.保険購買という「取引」の基本
(1)価値、価格、原価
(2)消費者余剰と生産者余剰
(3)保険市場対 GDP-弾性値1.3の意味
(4)レーティングとプライシングの違い
(5)商品の特性-なぜ、時代を先取りした保険は成功しなかったか

2.需要曲線の研究
(1)マーケットの構造、価格感応度によるセグメント
(2)感応度と最適価格
(3)競争「圧力」の強弱と需要曲線
(4)割引戦略の意味

3.商品ニーズ
(1)付加価値の高い商品、低い商品
(2)高付加価値商品発案のヒント
(3)「利殖志向」と「掛捨て嫌い」の違い
(4)月払い効果・年金不振の宿命
(5)注目分野-生命科学による新治療と医療コスト

4.効用関数の研究
(1)効用逓減-リスク回避の経済的基礎原理
(2)プロスペクト理論-サルにもある損失回避心理
(3)エコン対ヒューマン-主従はどちらか
(4)「面倒臭さコスト」-なぜ保険加入の検討は苦痛か
(5)代理店の存在の効用と費用最適水準

5.商品開発のフレームワーク
(1)アイデア検討のフレームワーク
(2)補償(約款)設計のフレームワーク
(3)コスト(純率、社費、代理店手数料)算定のフレームワーク
(4)マーケティング(プライシング、ブランディング、販売計画)のフレームワーク
(5)リスク評価のフレームワーク

6.市場調査
(1)調査対象、手法
(2)定性的調査(フォーカスグループ・インタビュ)⇒アイデアの検討
(3)定量的調査(Webアンケート)⇒マーケティング(プライシング他)
(4)調査票設計
(5)集計・分析
(6)留意事項(繰り返されがちな失敗)

7.事例研究
(1)人身傷害補償(上位商品)のターゲティング
(2)家計保障定期(価格競争)のターゲティング
(3)開発中止事例・失敗事例等

8.実習
(1)テーマ付与
(2)商品立案の演習
(3)市場規模、期待収益、リスクの概観を自己評価

9.講評
※ 質疑応答は随時受け付けます
※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください
補足事項 ※昼食をご用意いたします(昼食12時30分~1時30分)
※ 回数券を使用して当セミナーにお申込されます場合、2回分の回数券が必要となります。(FAXでお申込みされます場合は、3回分の回数券が必要となります。) 

カテゴリ
関連キーワード
お問い合わせ先 株式会社セミナーインフォ
TEL : 03-3239-6544   E-mail : seminar-operation@seminar-info.jp
お問い合わせフォーム
申込規約・全額返金保証の規約
※ 印刷用ページもご用意しております。本ページの内容を印刷される際にご利用ください。
PDF

該当データはありません。