保険会社におけるマネロン対策とガバナンス高度化に向けたリスク管理 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-01-31(木) 13:30~16:30 |
講師 |
PwCあらた有限責任監査法人 第二金融部 濱村 文十 氏 雲類鷲 智史 氏 池田 由範 氏
【濱村 文十 氏】 |
概要 |
イノベーションの進展やグローバル化等により、保険会社を取り巻く環境は今までに経験した事のない激しい変化の時代を迎えており、保険会社においては国際的な潮流も踏まえ自社のガバナンスを高度化していくことが求められております。 2019年に金融活動作業部会(FATF)による第4次対日相互審査が予定されており、マネー・ローンダリングやテロ資金供与を未然に防止する態勢整備が保険会社においても重要なテーマとなっています。また、当該態勢整備に取組む際には、特に海外拠点を有する保険会社において、当該拠点の属する国等の地理的・政治的環境等の日本との相違点にも留意した上で、グループベースの管理態勢整備に取組むことが重要となります。 グローバルに活動する保険会社においては、ICSへの対応も重要となります。保険監督者国際機構(IAIS)では、2019年のICS Version2.0の完成に向けて検討を続けており、2018年7月に「ICS Version2.0市中協議文書」を公表しています。本文書では技術的な論点に加え、2020年から開始するモニタリング期間における関係者の役割についても市中協議が行われております。 また、このような保険会社を中心に、グローバルでの会計・資本規制の変化も踏まえ、自社のリスク管理の高度化に取り組んでいます。その中でも、経営情報を算出する内部モデルに関するガバナンスは、重要な課題であり、モデルを適切に管理するためのモデルガバナンスの強化についての取組が進められております。 ―本セミナーポイント― 今回は保険会社の直面する課題の中から、マネロン対策を端緒とするコンプライアンス・リスク管理の高度化、資本規制(ICS)の最新動向や論点、経営上重要な課題となるモデルガバナンスをテーマとし、事例を取り上げながら、実務対応上の留意点等について解説いたします。 ―セミナーの対象者― ・ガバナンス事務局、社内・社外監査役、役員、経営企画部門 ・収益管理・財務部門、コンプライアンス・リスク管理部門、内部監査部門、システム部門の担当者など |
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セミナー詳細 |
1.マネー・ローンダリング対策を端緒とするコンプライアンス・リスク管理態勢の高度化 (1)コンプライアンス・リスク管理を巡る規制環境の変化 ~我が国当局の監督・検査の変化(ルールベースからプリンシプルベース)および金融機関に求められる対応 (2)マネロンガイドライン(*)を踏まえた実務対応 (*)「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策 に関するガイドライン(平成30年2月6日 金融庁)」 (a)第4次FATF対日相互審査等、マネロンを取り巻く国内外の規制等の動向 (b)保険会社に想定されうるマネロン事例 ‐ 生保、損保 (c)具体的なリスク低減策 (3)グループベースのコンプライアンス・リスク管理態勢の整備 (a)域外適用法規制等による制裁事例 (b)グループ整合的な管理態勢 2.ICSの動向と国内規制(ソルベンシー)への影響 (1)ICSの概要 (2)モニタリング期間における関係者の役割 (3)技術的な論点の動向 (4)国内規制への影響 3.モデルリスク管理の概要 (1)モデルリスク管理を巡る動向と展望 (2)一般的なモデルリスクの定義・概要 (3)モデルリスクの事例 (4)モデルリスク管理の枠組み (5)本邦保険会社への活用に関する論点 4.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
補足事項 | ※講師とご同業にあたる方からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 |
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お問い合わせ先 |
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