マネロン対策・経済制裁リスク管理態勢の高度化とKYC・スクリーニング実務対応~FATF第4次対日相互審及び金融庁ガイドラインへの対応、欧米規制の動向と影響、リスクベース・アプローチの実践手法を中心に~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-08-07(火) 9:30~12:30 |
講師 |
真和総合法律事務所 パートナー 弁護士 高橋 大祐 氏
法学修士(米・仏・独・伊) 企業・金融機関に対し、マネー・ローンダリング、経済制裁をはじめとするグローバルコンプライアンス・ レピュテーションマネジメント・危機管理に関する案件に対応するほか、社内規程整備・社内研修などの内部統制システム整備の支援も担当している 日弁連弁護士業務改革委員会 CSRと内部統制プロジェクトチーム副座長、国際法曹協会CSR委員会オフィサー、早稲田大学日米研究所招聘研究員、 JETRアジア経済研究所研究会外部委員、上智大学法学部非常勤講師も歴任 |
概要 |
2019年に実施される予定のFATF対日相互審に向けて、日本企業・金融機関には、マネロン・テロ資金供与対策(以下AML)の強化が強く求められています。このような状況をふまえ、2018年2月、金融庁は「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」(「金融庁ガイドライン」)を発表し、経営陣のコミットメントの下でのリスクベース・アプローチによるAMLリスク管理態勢の整備を具体的に要求しています。 一方、米国OFAC規制などの経済制裁規制の域外適用が活発化している状況において、日本企業・金融機関には、経済制裁リスクを回避する観点からも、制裁対象者・制裁対象国に関するスクリーニングが求められており、金融庁ガイドラインも、このような要請をふまえた記載を多数の箇所で行っています。 そこで、本セミナーでは、企業・金融機関によるリスクベース・アプローチの実践を継続的に支援してきた講師が、FATF第4次対日相互審・金融庁ガイドライン・欧米規制動向のポイントを説明した上で、リスクベース・アプローチによるAML・経済制裁リスク管理態勢の高度化ステップや顧客確認(KYC)・スクリーニング実務対応のあり方について具体的に解説を行います。 |
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セミナー詳細 |
1.FATF第4次対日相互審及び金融庁ガイドラインの概要 (1)FATF勧告の概要・対日相互審の状況 (2)犯罪収益移転防止法の動向 (3)FATF第4次対日相互審の審査項目と他国審査動向 (4)金融庁ガイドラインの背景・目的・位置づけ (5)金融庁ガイドラインのポイント―リスクベース・アプローチの実践の必要性 2.欧米のAML・経済制裁規制の動向概要と実務影響 (1)欧米AML規制の動向-米国銀行秘密法(BSA)・KYCルール、 米国BSA/AML検査マニュアル、EU第5次AML指令の内容・動向を中心に (2)欧米経済制裁規制の動向-米国OFAC規制の域外適用の動向とコンプライアンス・スクリーニング実務を中心に (3)欧米規制動向と金融庁ガイドラインの関係性 (4)欧米規制動向の日本企業・金融機関への影響・教訓 3.リスクベース・アプローチによるAML・経済制裁リスク管理態勢の高度化ステップ (1)AML・経済制裁リスク評価の手法 (2)PDCAサイクルに基づく内部統制システムの高度化 (経営陣の関与・理解、方針・手続・計画等の策定、3つの防衛線の確保、グループベースの管理態勢、職員の確保・育成) (3)リスクベース・アプローチの内部統制システムへの適用方法 (4)各業態(主要行等、中小・地域金融機関、保険、証券等)特有の留意点 4.KYC・スクリーニング実務対応における留意点 (1)KYC対象範囲に関するAML・経済制裁の異同 (2)実質的所有者の確認における留意点 (3)スクリーニング目的・対象に関するAML・経済制裁の異同 (4)リスクベース・アプローチのKYC・スクリーニング実務への適用方法 (5)各業態(主要行等、中小・地域金融機関、保険、証券等)特有の留意点 (6)FinTech・仮想通貨におけるマネロン・反社リスクをどう回避するか 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
補足事項 |
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