銀行マスリテール事業の現況と今後の取り組みに向けてチャネル戦略の最新動向やICカード戦略を中心に |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2005-12-06(火) 13:30~16:30 |
講師 |
アビーム コンサルティング株式会社 金融事業部 マネージャー 佐藤 哲士 氏 アビーム コンサルティング株式会社 戦略ビジネス事業部 マネージャー 松村 芳道 氏
【佐藤氏】 |
概要 |
従来、銀行があまり重要視してこなかった個人マスリテール事業であるが、ビックバン以降の規制緩和の影響を受け、近年、その事業戦略が大きな変革を続けてきている。ITの進展に伴う業務の拡大や、異業種との提携によるサービスの多様化など、個人マス層を取り巻くビジネス環境が整備されるにつれ、多くの銀行において個人マスリテール戦略の本格的な取り組みが始まり、今なお、様々な試みが続いている状況である。 特に、チャネル改革への取り組みについては、共同店舗や小型店舗の積極推進、インターネットバンキングやコールセンターに代表されるダイレクトチャネルの強化、コンビニATMほか、ATMの戦略的展開等、元来のコスト削減を目的とするチャネル改革から新しい顧客接点の拡大を目指したチャネル改革へと、その取り組みが変わりつつある。 また、マスリテール戦略の取り組みの一環として、近年、ICカードの導入が注目を集めているが、ICカードについては、カードの発行コストだけではなく、銀行であればATM、カード会社であれば加盟店のPOSレジ等まで含めたシステムの膨大な投資が必要とされ、単なるセキュリティ強化による不正使用額の削減だけでは割に合わない事が指摘されており、このような動きの中、ICカードの機能を十分に活用し、セキュリティ"+α"の収益貢献につながる施策としてポイントサービスや電子マネーが注目を集めている状況である。 本講演では、まず、銀行マスリテール事業を概括し、多様化されつつある銀行の店舗形態、ダイレクトチャネルの推進状況等、銀行チャネル戦略の最新動向を説明、その後、ポイントサービス・電子マネーに関する金融業界や他業界の先進事例を含めた最新動向、及び弊社が実施した消費者意識調査の結果を基に、提携を軸としたICカード戦略策定の考え方についてわかりやすく解説する。 |
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セミナー詳細 |
1.銀行マスリテール事業の現況 1.1.マスリテールを取り巻く環境の変化 1.1.1従来の銀行マスリテール事業 1.1.2新規参入銀行の台頭 1.1.3現在の事業環境 1.2.最新のトレンド 1.2.1決済ビジネスの取り組み強化 1.2.2ローン事業の積極展開 1.2.3チャネル改革の取り組みの変化 2.銀行チャネル戦略の最新動向 2.1.店舗形態の多様化 2.1.1銀行店舗の最新動向 2.1.2小型店舗推進の狙い 2.1.3共同店舗の現況 2.2.ダイレクトチャネルの推進 2.2.1インターネットバンキングの取り組み状況 2.2.2コールセンター機能の強化 2.3.ATMの戦略的展開 2.3.1コンビニATMの現況 2.3.2その他ATMの動向 2.4チャネル戦略における今後の展望と課題 3.ICカード戦略 3.1.業種別の最新動向 3.1.1都銀の動向と課題 3.1.2地銀の動向と課題 3.1.3ノンバンクの動向と課題 3.1.4他業種(金融以外)の先進事例 3.2.セキュリティ"+α"のICカード活用方法 3.2.1ポイントサービスに関する消費者意識調査結果 3.2.2電子マネーに関する消費者意識調査結果 3.2.3調査結果からの示唆 3.3.提携を軸としたICカード戦略の策定 3.3.1"1 to N"の顧客リレーションシップ構築の考え方 3.3.2顧客セグメント別の提携先の検討 3.3.3実現に向けて想定される課題 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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