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IFRSの適用に伴う自己資本比率への影響

金融機関におけるIFRS及びバーゼルⅡとプロシクリカリティ、各国の事例や動向を交えて
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2009-07-14(火) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ シニアマネジャー
桑原 大祐 氏

有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ シニアマネジャー 公認会計士
関田 健治 氏

【桑原氏】
東京大学工学部卒業。大手金融機関においてデリバティブディーリング、市場リスク管理、ALM担当の後、大手監査法人系コンサルティング会社を経て、07年に監査法人トーマツ入社。不動産鑑定士補。UNC Chapel Hill MBA。金融機関のリスク管理高度化に対するアドバイス及びバーゼルⅡ対応支援を幅広く実施しており、特に信用リスク管理、統合リスク管理に関して金融機関に対する高度化支援を実施している。主な著書(共著)は『バーゼルⅡ対応のすべて』(金融財政事情研究会、08年3月)。

【関田氏】
九州大学理学部卒業、九州大学大学院理学研究科修了。監査法人トーマツ入社後、監査部門にて一般事業会社、大手銀行の会計監査に従事。会計監査以外にも大手銀行のUS-GAAP対応プロジェクト、金融機関のデューデリジェンス業務を経験。現在はコンサルティング部門にて、主にバーゼルⅡ対応支援アドバイス、市場リスク管理態勢に関する内部監査支援などを担当している。

概要 金融機関を取り巻く環境は、サブプライム以降も目まぐるしく変化している。先般の金融安定化フォーラムにおいても、国際財務報告基準(IFRS)やバーゼルⅡによるプロシクリカリティ(景気循環増幅効果;Procyclicality)に関して議論がなされている。また、平成21年2月に金融庁により「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)(案)」が公表され、会計基準を巡る国際的な動向を踏まえた我が国におけるIFRSの適用に関する議論もなされている。
本講演では、IAS39(金融商品:認識と測定)について貸出金の減損等を中心に解説するとともに、内部格付手法のPD、LGD推計との比較、先進的内部格付手法(AIRB)からIFRSへの対応のための考え方について議論し、金融安定化フォーラムにおける提言を整理する。金融機関におけるリスク管理及び会計の実務に精通する講師らが、両側面から、近時の議論と今後の実務に関する示唆を提示するものである。なお、国際会計基準審議会(IASB)やバーゼル銀行監督委員会における新たな動向など、講演当日までに状況の変化がある場合は、必要に応じ、可能な範囲で言及することとする。
セミナー詳細 1.IFRS/IAS39の概要
   (1)IFRSを巡る最近の動向
   (2)金融商品の分類および測定
   (3)実効金利法に基づく償却原価
   (4)金融資産の減損
   (5)ロスイベントと減損判定
   (6)日本基準との比較(貸倒引当金)

2.IFRS/IAS39による自己資本比率へのインパクト
   (1)IAS39と日本基準との主な差異と自己資本比率への影響
   (2)欧州金融機関の事例調査
   (3)IFRSにおける資本と自己資本比率規制における自己資本

3.内部格付手法とIFRS/IAS39の比較
   (1)Expected と Incurred
   (2)Through the cycle (TTC) と Point in time (PIT)
   (3)LGD推計とRecoverable cash flow
   (4)AIRBからIAS39へ
   (5)ロスイベントスタディー

4.金融安定化フォーラムによる提言
   (1)Procyclicality のメカニズム
   (2)Countercyclicalityの施策
   (3)金融安定化フォーラムの議論
   (4)ダイナミック・プロビジョニング(スペインの事例)

5.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】

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