海外REITの最新動向新興市場を含む各国の動向、海外不動産投資などのクロスボーダー化、J-REITへの示唆 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2007-06-21(木) 13:30~16:30 |
講師 |
新日本監査法人金融サービス部 シニアマネージャー 米国公認会計士 四釜 宏吏 氏 84年早稲田大学政治経済学部卒業。86年サンフランシス州立大学経営修士号(MBA)取得。88年ゴールデンゲート大学不動産修士号(MS)取得。米国大手会計事務所を経て99年アーンストアンドヤングに入社。現在、新日本監査法人、金融サービス部にて不動産ファンドの組成およびJ-REITの設立・上場等に関するコンサルティング業務を担当している。米国および日本にて15年以上に渡り不動産ファンド・REIT関連業務に関与し、現在、アーンストアンドヤング、リアスエステートグループのメンバーとしてグローバルREITの研究活動にも従事。また、不動産証券化協会(ARES)においてJ-REITおよび海外REIT関連の委員を多数務める。著書として『不動産投信Q&A』(共著、中央経済社、01年)、記事として「これが世界のREIT市場だ」(リアルエステートマネジメント ジャーナル、06年1月号)、「世界のREIT市場2006年」(ARES、06年11-12月号)がある。 |
概要 |
2001年にわが国でJ-REIT市場が創設され、時価総額6兆円を超える市場に成長した。一方、海外に目を転じると、上場REIT市場は、(2007年3月末現在)17ヶ国におよび時価総額の合計は90兆円、銘柄数450を超えるグローバルな市場となっている。 REIT制度は1960年に米国で最初に導入されて以来、その後40年間は主に米国及び豪州を中心に市場が発展したが、特に2000年以降資本市場のグローバル化を背景とし、J-REITを含むアジア諸国(シンガポール、韓国、香港、台湾)並びに欧州(フランス、ブルガリア)でREIT市場が次々に創設され、急速に市場が拡大した。 最近では、2007年1月に英国で市場が創設され、ドイツで導入が決定し、インド等の数カ国で導入が見込まれている。さらに、マレーシアではイスラムREITが創設されるなどの新たな動きも見受けられる。また、最近の動向として、豪州のREITであるLPTが日本の不動産を組入れ上場するなど、海外の不動産投資を活発化しているように、各国REITのクロスボーダー化が進展している。 本講演では、日米において長年に渡りREITの実務に関与する講師の立場から、海外REITの制度の概要および市場の動向を解説するものである。各国REIT制度については、導管性要件などの仕組みを説明し、各国の特徴を比較検討する。各国REIT市場については、その状況及び最新の動向について解説する。さらに、クロスボーダー化の動向については、その概要とともにシンガポールREITのアジア諸国への投資事例、豪州LPTの日本への投資事例などを交え解説を行う。最後に、海外REIT制度・市場とJ-REITを比較分析し、J-REITに対する制度上の課題についても検討を試みる。 |
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セミナー詳細 |
1.海外のREITの概観 (1)海外REIT市場の規模とREIT制度導入状況 (2)海外REIT制度の比較 ・各国REITの仕組みの特徴 ・導管性要件の比較 2.各国におけるREIT制度・REIT市場 (1)主要国のREIT制度・市場の概要 ・米国、豪州、英国、フランス、カナダ、オランダ、ベルギ、シンガポール、香港 (2)新興国・新たなREIT制度の動向 ・ドイツ、インド、イスラムREIT(マレーシア)等 3.海外REITの新動向・今後とJ-REITの制度上の課題 (1)クロスボーダー化の進展・海外投資の活発化 (2) 2007年の動向・今後の動向 (3)海外REITとの比較におけるJ-REITの制度上の課題 4.質疑応答/ディスカッション 【ストック・リサーチ経営研究セミナー】 |
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