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電子マネー「nanaco」の未来戦略

~「拡」戦略がもたらす金融収益争いと影響~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2007-11-02(金) 13:30~16:30
講師 経営企画研究所 代表
丹羽 哲夫 氏

1971年関西大学法学部卒 長銀総合研究所主席研究員を経て現在経営企画研究所代表 建設省、通産省の委員会委員を歴任 著書として「図解でわかるMBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数 専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新

セミナー詳細 電子マネーの市場は急拡大しています。先行企業群とは別の戦略を展開する流通系が台頭しています。その中で、セブン&アイグループのnanacoは、07年4月に開始したにも拘らず、膨大な店舗数を背景にして利用回数で同年6月にはNO.1になりました。nanacoは、単に流通グループの小口決済機能を担うだけでなく、将来の金融事業の中核となります。その未来戦略を予測し、各金融業態への影響もみていきます。

講義詳細
1.先行電子マネーの動向と戦略
(1)拡大する市場
(2)先行企業の状況
(3)Suicaの脱鉄道戦略
(4)ドコモなどの携帯電話の戦略

2.フロントプラットフォームを持つ流通グループ
(1)2大流通グループ
(2)決済形態の変化
(3)集客コアの変化
(4)膨大な店舗数の活用
(5)金融事業への参入

3.nanacoとWAON
(1)他社依存の弊害
(2)小口決済の需要大
(3)電子マネーがコアに
(4)競合流通グループとの差別化
(5)本業とのシナジー

4.電子マネーが担う役割
(1)店舗での効率化
(2)金融収益の確保
(3)MDへの活用
(4)ポイント戦略との連動
(5)脱グループ化の先兵

5.nanacoの現戦略
(1)第1フェイズ
(2)第2フェイズ
(3)第3フェイズ
(4)実験の効果

6.nanacoがもつ潜在能力を顕在化する戦略オプション
(1)決済に必要な情報機能
(2)スタンダードの威力
(3)巨額の投資負担と今後の再編
(4)狙う金融収益
(5)3つの戦略オプション
(6)金融業界への影響

7.戦略オプション(1)少額決済機能のスタンダード化と集客力強化
(1)前提条件
(2)オプション内容
(3)追求する効果
(4)追求する課題
(5)課題

8.戦略オプション(2)高額決済機能と準富裕層の取り込み
(1)前提条件
(2)オプション内容
(3)追求する効果
(4)追求する課題
(5)課題

9.戦略オプション(3)疑似通貨の取り込みとMD活用
(1)前提条件
(2)オプション内容
(3)追求する効果
(4)追求する課題
(5)課題

10.質 疑 応 答  

※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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