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オフサイト・モニタリング態勢の整備・高度化と実務

~本部・営業店監査のオフサイト・モニタリング実施の現状について実務に則した解説~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2012-06-21(木) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ
シニアマネジャー
石塚 岳 氏

シニアマネジャー
田宮 秀樹 氏

【石塚氏】
1979年京都大学法学部卒業、大手邦銀に入行。市場国際部門、英国証券現地法人及び本邦証券子会社で引受業務、デリバティブ商品等開発・営業に従事する等投資銀行業務を長く経験。その後内部監査部門で本部・関連会社監査態勢整備のプロジェクト担当、本部関連会社監査を長く経験。05年にトーマツ入所後は、特に大手行や地域金融機関へのコンプライアンス態勢支援や、内部監査の品質評価・構築支援を担当。著書として『内部監査高度化のすべて』(共著、金融財政事情研究会、10年)。公認内部監査人(CIA)。

【田宮氏】
横浜市立大学商学部卒業。政府系金融機関勤務後、大手監査法人を経て、08年に監査法人トーマツ入社。金融機関のリスク管理高度化に対するアドバイス及び内部監査支援を実施している。大手銀行、大手証券会社、大手保険会社、J-REIT向けにシステムリスク管理高度化プロジェクトやIT統制構築支援業務を実施の他、信用リスク管理に関しても、パラメータ推計プロセス、リスクアセット計算プロセス高度化支援を経験している。主な著作は「内部不正の発生傾向と危機管理」(金融ジャーナル、11年9月号)、「自己資本比率算定プロセスに潜むデータリスク」(金融財政事情、08年10月13日号)。公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、システム監査技術者、公認情報セキュリティマネージャー(CISM)、内部統制評価指導士(CCSA)。

概要 本邦金融機関は、リスクベースの内部監査を実現すべく、リスク・アセスメント手法の整備を行うとともに、監査頻度についても被監査部署や被監査業務のリスクに応じその高低をつける等の努力が行われてきた。しかし、社会・経済環境変化や金融機関自身のリスク状況変化は従来にも増して激しくなっていることから、内部監査部門にとってこれら変化への感応度を高めることもまた一層重要になってきている。しかしながら、オフサイト・モニタリングの実施に当たっては、モニタリング項目設定の難しさや、投入工数に対する効果への疑念、モニタリング結果の活用方法など、さまざまな疑問の声も聞く。本講演では、本部監査と営業店監査でのオフサイト・モニタリングの活用について、金融機関においてオフサイト・モニタリング態勢の構築に取り組んだ経験を有し、また現在多数の金融機関の内部監査部門へのコンサルティングに従事している講師の立場からリーディング・プラクティス等も交えて、具体的な、かつ、実務に即した解説を行うものである。
セミナー詳細 1.オフサイト・モニタリングについて
(1)オフサイト・モニタリングとオンサイト監査との関係
(2)リスク変化の継続的な把握の必要性
(3)オフサイト・モニタリングと監査計画、リスク・アセスメントとの関係

2.本部監査におけるオフサイト・モニタリング(金融機関の戦略や方針に着目したオフサイト・モニタリング)
(1)オフサイト・モニタリング実施体制整備
~モニタリング担当者は監査企画担当が適切なのか

(2)オフサイト・モニタリングの項目
①どういった資料をモニタリングするべきか
②どういった会議への出席が重要か

(3)オフサイト・モニタリング実施記録
 ①モニタリング実施記録を残すことはどうして重要なのか
 ②実施記録はどのように記載すべきか

(4)オフサイト・モニタリング結果の共有
 ~部内での情報共有をするにはどのような仕組みが必要か
(5)オフサイト・モニタリング結果の定期的評価
 ~モニタリング結果はどのように監査計画に反映するべきか
(6)オフサイト・モニタリング実施上の制約と工夫
 ~限られた人員で効率的に態勢整備をするにはどうしたらいいのか

3.営業店監査におけるオフサイト・モニタリング(データを活用したオフサイト・モニタリング)
(1)オフサイト・モニタリング目的の設定(Why)
 ①なぜオフサイト・モニタリングにデータが必要なのか
 ②目的を達成するためにはどのような項目に着目するべきか

(2)現行のオフサイト・モニタリングの確認(When)
 ①現在はいつ集められた基礎情報を基にモニタリングを実施しているか
 ②モニタリングデータは監査手続へ反映されているか

(3)オフサイト・モニタリング項目の拡充(Where)
 ①目的を達成するためにはどこから基礎情報を入手するか
 ②行内に眠っている有益なモニタリングデータの調査手法とは

(4)オフサイト・モニタリングの実施(Who)
 ①誰がモニタリングデータを加工するか
 ②時点比較と時系列比較の観点

(5)オフサイト・モニタリング項目の効果測定(What)
 ①効果は何を持って判定するか
 ②目的の達成には何が必要か

(6)モニタリング項目の改善(How)
 ①モニタリング結果をどのように内部監査に活用するか
 ②内部監査における高度化、効率化の観点

4.質 疑 応 答  ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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