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退職給付信託設定の実務

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2000-01-26(水) 13:30~16:30
講師 三菱信託銀行 
年金信託部 業務グループマネージャー
津布楽 健司 氏

セミナー詳細 「退職給付に係る会計基準」が平成12年4月から導入される。この基準の適用により、退職金・年金の積立て不足が顕在化することになるが、その圧縮を図るため、信託設定を予定している企業も多い。先頃、 「退職給付会計に関する実務指針」が公表され、年金資産として認められる「退職給付信託」の要件、会計処理方法が明らかにされたが、会計面の整理が先行し、信託の実務面について説明されるケースは少な い。このセミナーでは、退職給付信託の仕組み・契約、信託設定における実務面での企業の検討ポイント等について解説する。また、退職給付信託は積立て不足圧縮の即効策ではあっても、積立て不足問題の本質的な解決のためには別手段と組合せて退職金・年金制度の運営を変革していく必要がある。この点についても、企業年金の実務に携わってきた者の立場から言及する。

講義詳細
1.退職給付信託の仕組み
(1)年金資産の要件 
   ~実務指針で求められていること  
(2)信託契約 
   ~どんな条文で、何を定めるか

2.信託設定の実務
(1)現物の拠出 
   ~何を、いつ、どうやって
(2)管理・運用 
   ~受託者の行う管理、運用の内容は
(3)売却・払出し 
   ~いつ、どうやって。誰が決めるのか
(4)信託の終了 
   ~どんなときに終了し、資産はどうなるのか
(5)株主名義 
   ~委託者(企業)の名前は残らないのか
(6)議 決 権 
   ~委託者が指図できるのか
(7)信託管理人 
   ~誰を選ぶのか、何をするのか
(8)委託者の実務 
   ~どんな事務が、いつ発生するのか

3.信託設定の効果
(1)会 計 
   ~どんな処理をするのか、望ましい効果が得られるのか
(2)税 務 
   ~いつ税金がかかるのか
(3)企業評価 
   ~企業のメリットは

4.積立て不足解消の方策
(1)企業年金への現物拠出 
   ~退職給付信託との優劣は
(2)制度改定 
   ~企業年金の掛金・給付をどう変えたらよいのか
(3)新たな年金制度 
   ~確定拠出型年金は救世主か

5.質 疑 応 答 

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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