オフバランス・ヴィークルとしての中間法人の可能性 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2004-06-30(水) 13:30~16:30 |
講師 |
三井住友銀行 ストラクチャードファイナンス営業部 開発グループ長 藤瀬 裕司 氏
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セミナー詳細 |
流動化・証券化ビジネスを行う上での技術的な仕組みの一つとして倒産隔離があります。これまで、倒産隔離を実現するためには、慈善信託が議決権を保有するケイマンSPCあるいはそのSPCが議決権を保有する国内SPCが必要不可欠であると考えられてきました。しかし、ケイマンSPCの組成・維持に係るコスト・手間等は僅少とはいえませんし、エンロンの破綻以来外国のSPCに対する不安感が高まっている中、ケイマンSPCに対するモニタリングは現実的に困難です。このため、今後も倒産隔離のための簡便な仕組みとしてケイマンSPCを使い続けることができるのか、また使い続けることが妥当といえるのか、不透明な状況にあると言わざるを得ません。そこで、ケイマンSPCに代わる国内完結的な倒産隔離の仕組みとして開発されたのが、有限責任中間法人を使ったストラクチャーです。このストラクチャーは、実務的に既に定着しており、格付機関5社からも倒産隔離性を肯定するリポートが発表されています。今回は、不動産の流動化・証券化のみならず、広くオフバランス・ヴィークルとして有限責任中間法人をどのように活用することができるのか、その実例と今後の展望についてお話させていただきます。 1.従来の倒産隔離手法とその問題点 (1)ケイマンSPC (2)特定持分信託 2.中間法人を使ったストラクチャー (1)倒産隔離実現のために求められる機能 (2)中間法人とは (3)ストラクチャーの基本的なコンセプト (4)マーケットでの浸透状況 3.中間法人を利用した具体的な事例 (1)不動産流動化 (2)債権流動化 (3)その他 4.今後の展望 (1)資産保有SPVとしての利用 (2)発行体SPVとしての利用 (3)信託SPVとしての利用 5.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい |
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