【会場受講】決済サービスと銀行の将来図/DX・デジタル通貨・不正ログイン~決済インフラの基本から最新事情・そして近未来まで~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2021-02-05(金) 9:30~12:30 |
講師 |
帝京大学 経済学部 教授 博士(経済学) 宿輪 純一 氏 セミナーインフォにおいて長年トップランクで講演頂いており、多数の決済制度や関連法制の立案、参画してきた「決済の第一人者」 博士(経済学) 麻布高校・慶應義塾大学経済学部卒業後、1987年富士銀行入行 1998年三和銀行に転職 2002年合併でUFJ銀行・UFJホールディングス等勤務、2006年合併で三菱東京UFJ銀行(現、三菱UFJ銀行) 企画部経済調査室、決済事業部等勤務、2015年退職、帝京大学に奉職 兼務で2003年から東京大学大学院、早稲田大学、慶應義塾大学等で教鞭 財務省・金融庁・経済産業省・外務省・全国銀行協会、SWIFT本部などの主要な金融・決済関係委員会に参加 最近では、地銀・ゆうちょの改革政策に参画中 代表的な著書に、これ一冊で内外ほぼすべての「決済」に対応できる“決済のバイブル” 『決済インフラ入門[2020年版]」を始め、「決済システムのすべて(第3 版)」(共著)、「証券決済システムのすべて(第2 版)」(共著)、「金融が支える日本経済」(共著)以上、東洋経済新報社から、「通貨経済学入門(第2版)」、「アジア金融システムの経済学」以上、日本経済新聞社から出版。講談社現代ビジネスオンラインに「経済・金融解説」を連載中 日本経済新聞にも紹介された社会貢献公開講義「宿輪ゼミ」(15年目・会員1万1千人超、300回超開催)代表 |
概要 |
日本経済は、フィンテックやキャッシュレスなどの推進政策を熟しながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)の大きな潮流の中、リテール向け決済サービス(電子決済サービス)は拡大を続けている。決済サービスでは、不正ログインの事件も発生し、対応を強化しなければならない。セキュリティだけでなく、マネーロンダリング(資金洗浄)の対応も必然であり、このようなコンプライアンスの強化は大きな経営課題である。 銀行、特に地方銀行は大きな再編の中にある。決済、特にリテール決済についてはもはや強みにはできない。決済手数料の見直しに加え、資金移動業者、収納代行業者、口座維持手数料などの成長・見直しも進んでいる。JP(日本郵便)、特にゆうちょ銀行の改革もさらに進むが、銀行の再編とセットで最適化できると考えている。デジタル通貨も、最近では、電子マネーのようなものとして、捉えられているが、本来は(法定)通貨がデジタル化されたものである。疑問もあるが、最近では、中銀デジタル通貨と区別して議論されている。基本的には、中国の様に、中銀に全国民が口座を保有し管理強化するような形である(中国では決済サービスも網聯というシステムでチェックしている)。そのままの形では、欧米先進国は日本では導入が難しい。金融分野でもDXは当然のことながら進展しており、Tranzax(トランザックス)のような電子記録債権やLe-Techs(リーテックス)のような電子契約(リーガルテック)も拡大している。 大きく動く決済インフラの基本から最新情報、そして近未来まで、セミナーインフォにおいてトップランクで長年に渡って講演いただき、現在も「金融」や「決済」の改革を推進している決済の第一人者が登壇します。 |
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セミナー詳細 |
―『決済インフラ入門[2020年版]』(東洋経済新報社)を活用する― 1.大きな潮流 (1)DX (2)コロナ対応 (3)スマホ金融 (4)デジタル銀行 (5)金融大原則 (6)電子化・取締強化・集中化 (7)資金洗浄(マネーロンダリング) (8)暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン(分散台帳)技術 (9)キャシュレス戦略 (10)ポイント還元 (11)マイナポイント還元 (12)タンス預金 (13)新紙幣・硬貨導入 2.地方銀行の再編 (1)他業規制 (2)事業会社出資 (3)銀行グループ (4)グローバル競争 (5)地方創生 (6)社会的意義 (7)地域商社 (8)合併特例法 (9)金融機能強化法 (10)日銀資金支援 (11)ゆうちょ銀行 (12)情報銀行 3.フィンテック (1)改訂銀行法 (2)改定資金決済法 (3)資金移動業者:複数設定 (4)暗号資産(仮想通貨) (5)暗号資産先進国:日本 (6)ZENX 4.決済の基本 (1)為替と決済 (2)決済システム (3)中央銀行 5.現金系決済 (1)現金 (2)新紙幣・新貨幣 (3)デジタル通貨(中国人民元) (4)暗号資産(仮想通貨) (5)電子マネー (6)企業通貨・共通ポイント (7)外国通貨 (8)アリペイ・ウィーチャットペイ・銀聯カード (9)スマホ決済 (10)QRコード・バーコード (11)ATM (12)ゆうちょ銀行 (13)セブン銀行 6.口座振替系決済 (1)口座振替 (2)ペイジー (3)デビットカード (4)クレジットカード (5)決済代行 (6)収納代行 7.銀行間決済(決済システム) (1)新日銀ネット (2)全銀ネット・24時間化(モアタイムシステム)、全銀EDIシステム、第8次全銀システム (3)外為円決済システム (4)電子手形交換所 (5)電子債権記録機関:Tranzax (6)電子契約電子化:Le-Techs (7)CMS・TMS (8)少額送金新決済インフラ構想 8.外国海外決済(決済システム) (1)米国(Fed NOW) (2)欧州 (3)英国・Faster Payment (4)CLS銀行 (5)SWIFT新サービスgpi (6)特別目的事業体(SPV) (7)中国 (8)香港決済インフラ 9.証券決済(決済システム) (1)国債(T+1)および株式(T+2)の決済期間短縮 (2)日銀ネット香港接続 10.決済リスク (1)地銀を始めとした金融危機 (2)グローバルなシステム上重要な銀行 (3)ヘルシュタットリスク (4)大手金融機関・GAFAへの制裁 (5)SWIFT・暗号資産ハッキング (6)犯罪対応 11.決済サービスの将来図 (1)フィンテックの目的 (2)システム統合 (3)システムのクラウド化:MUFGショック (4)東証システム障害 (5)リーガルテック (6)銀行・金融機関の価値:信用・インテグリティ 12.質疑応答 ※ 講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。会場受講の場合はPCはお使いいただけません。 |
補足事項 |
※サブテキストとして、参加者全員に講師著『決済インフラ入門[2020年版]』(東洋経済新報社)を進呈します。 ※こちらは会場参加のお申し込みページです。オンライン受講をご希望の方は該当のページよりお申し込みください。 |
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