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【会場受講】決済サービス入門

~決済サービスの基本構造と背景・技術、課題・注意点の理解 を深め、最新動向をふまえてキャッシュレス将来像を展望~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2020-10-23(金) 9:30~12:30
講師
決済サービスコンサルティング株式会社
代表取締役
宮居 雅宣 氏

1990年JCB入社 新サービス企画や業務設計、セキュリティ対策や回収など、新商品開発や業務全般の実務に従事1999年にはFeliCaを大量発行しNFC対応方針を策定 2000年に業界代表幹事としてETCカードを実現するなど業界のIC化を牽引 2005年NRI入社 電子マネーの立上げや新決済サービス実現支援など実務経験に基づくコンサルや実行支援に従事 2019年新会社を設立しキャッシュレスのコンサルを提供 「決済サービスの真実」「キャッシュレス革命2020」「月刊消費者信用」など執筆、「日経新聞」「ホンマでっか!TV」などメディア出演、講演多数







※参加者全員サブテキストとして、書籍『決済サービスとキャッシュレス社会の本質(金融財政事情研究会)』〈講師著〉を進呈いたします。

概要  国を挙げてキャッシュレス決済が推進され、2019年からはQRコード決済の利用も増えた。ただしQRコード決済は特典が無いと利用が減少したり、不正利用が多発してサービス終了したり、店頭トラブルや障害も多発したほか、合従連衡も活発化。倒産した百貨店の全国百貨店共通商品券が使えなくなったり、一部のキャッシュレス決済で加盟店未払いが発生するなど、決済サービスは簡単に見えて実は非常に奥が深いが、潜在リスクや知見の多くは既存決済事業者のノウハウとして公開されない。故に「有識者」さえキャッシュレスに関する知見は浅薄になる。
 本講演では、入門編として今さら聞けない決済サービスの基本理解に重点を置き、キャッシュレスの真の理解に必要な背景や技術の理解を深めつつ、最新動向を確認して将来を展望する。実務経験に照らして公開情報を正確に深く解釈し、裏付け確認によって全ての説明に根拠を備えた、決済サービスに本当に詳しくなる講座である。
セミナー詳細 1.全ての決済サービスの基本といえる国際ブランド決済カードの仕組みと最新動向
(1)クレジットカードで理解する決済サービスの基本構造と日本では分かり難い国際ブランド会社の役割
(2)国際ブランド決済のビジネスモデル(データやお金の流れ、IRF,MDRなど手数料の仕組み)とセーフティネット
(3)クレジットカードが世界中で共用できる理由と国際ブランド決済カードの技術活用動向
(4)他国の加盟店手数料は安くて日本の加盟店手数料は高いと言われる背景と実態
(5)海外ではクレジットカードより使われているブランドデビットと、ブランドプリペイドの仕組みと最新動向
(6)中国の全ての銀行カードに銀聯が付いている理由と廉価手数料の背景、第三者決済機構(Alipay, WeChat Payなど)との違い
(7)新型コロナウィルスがキャッシュレス決済に及ぼす影響(各国における非接触IC決済推進動向、国内決済事情との相違点など)

2.国内決済サービスの仕組みと最新動向
(1)主な国内決済サービスの種類と特徴
(2)非接触IC電子マネー/ポストペイの仕組みと動向(Suica, nanaco, WAON, 楽天Edy, iD, QUICPay)
(3)Apple Pay, Google Payにおける世界共用決済と日本独自決済の違いと背景、展望
(4)QRコード決済の仕組みと国内サービス動向(CPM/MPMの仕組み、 金融機関のPay動向、 特典依存脱却、 Pay合従連衡の行方など)
(5)海外QRコード決済から得られる示唆と注意点(Alipay, WeChat Pay, swish, BharatQR, SGQR, Walmart Pay, starbucksなど)

3.キャッシュレス決済技術の進化
(1)接触型IC、近接型非接触型IC(FeliCa, Type-A/B, NFCなど)の技術概要および国際規格と業界標準の違い
(2)生体認証決済の動向(Alipay「蜻蜓」, We Chat Pay「青蛙」など中国はじめ海外動向、「キャッシュカードレスATM」など国内動向)
(3)無人店舗、レジ無し店舗の動向(Amazon Go, Bingo Box, TOUCH TO GO, ローソンゴーなど)
(4)CBDC(中央銀行発行デジタル貨幣)、LIBRA、さるぼぼコインなどブロックチェーンや分散管理台帳技術の活用動向
(5)決済データ利活用、スコアリングサービスの概況と注意点(芝麻信用、Jスコア、LINEスコア、情報銀行など)

4.キャッシュレス政策の概要とキャッシュレス社会の展望
(1)経済産業省「キャッシュレス・ポイント還元事業」「加盟店手数料公開」「自治体モニター」の概略、効果と注意点
(2)統一QRコード「JPQR」と総務省「JPQR普及事業」の概略、効果と注意点
(3)「マイナポイント事業」概略と課題(キャッシュレスの9割を占めるクレジットカードの参加が少ない背景と地域活性化の行方)
(4)決済サービスの注意点と、超高齢化社会やウィズコロナ、災害対策や地域振興を見据えたキャッシュレス社会の展望

5.質疑応答
※ 講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。会場受講の場合はPCはお使いいただけません。
補足事項 ※9月28日開催の同セミナーの満席に伴い再演いたします。大変人気のセミナーですので、お早めにお申込みください。

※こちらは会場参加のお申し込みページです。オンライン受講をご希望の方は該当のページよりお申し込みください。

※講師とご同業にあたる方・個人はご参加をお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。
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※同講師による11月・12月開催予定セミナーと3回シリーズとなります。 

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