【会場受講限定】決済サービスとキャッシュレス社会の本質~決済サービスの生い立ちや国内外環境、潜在リスクや業務負荷など実務経験に基づく詳説から、キャッシュレス社会実現の秘訣まで~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2020-11-05(木) 13:30~16:30 |
講師 |
決済サービスコンサルティング株式会社
代表取締役 宮居 雅宣 氏
1990年JCB入社 新サービス企画や業務設計、セキュリティ対策や回収など、新商品開発から泥臭い業務まで決済全般の実務に従事 1999年にはFeliCaを大量発行しNFC対応方針を策定 2000年に業界代表幹事としてETCカードを実現するなど業界のIC化を牽引 2005年NRI入社 電子マネー事業の立上げや新決済サービス実現支援など実務経験に基づくコンサルや実行支援に従事 2019年より現職 |
概要 |
本セミナーは2020年9月28日に実施する「決済サービス入門」セミナー内容を深堀する上級編。 決済サービスの基本構造や主な動向を簡潔におさらいしたうえ、現在問題視されている加盟店手数料やネットワーク手数料の実態、決済サービスで利用される技術の詳細や最新動向と見極めのポイントおよびセキュリティ、決済データの利活用によるマーケティング戦略など、決済サービスに関する課題やトピックスを掘下げ、解説する。 単純に真似できない海外との違いや、Visa、Mastercardが米国で加盟店手数料を改定する動向とその背景、今なお決済ビジネスに大きな影響を及ぼす国内キャッシュレスの生い立ち、既存事業者のノウハウとして公開されない潜在リスクや業務負荷など、ビジネスの勘所や健全なキャッシュレス社会を実現するための課題と対策案、その先の実現像を、決済業界の変化を言い当ててきた講師が説明するキャッシュレス中上級者必見のセミナー。 |
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セミナー詳細 |
1.決済サービスの基本構造と主な動向のおさらい (1)決済サービスの基本構造とビジネスモデル (データやお金の流れ、決済代行事業者、包括代理店、登録型加盟店の仕組みなど) (2)すべての決済サービスに潜むリスクとセキュリティ (国際ブランド決済のセーフティネット、日本のおもてなし感覚のズレなど) (3)世界共用インフラを実現している決済サービスの国際規格 (ISO/IEC物理的仕様やデータ仕様、業界標準やブランドレギュレーション) (4)ブランドデビット、ブランドプリペ、クレジットカードの関係と動向 (欧米でクレジットカードよりもブランドデビットが多く使われる背景など) (5)ロンドン、ニューヨーク、シンガポールの地下鉄にVisaのタッチ決済で乗れる背景とコロナ禍で進む非接触IC決済の国際動向 2.まことしやかに「日本は加盟店手数料が高い」と言われる背景と真相 (1)日本の法律が導いた加盟店手数料依存型ビジネスモデル成熟の歴史 (2)国内外の決済スキームの違いがもたらす構造的問題 (ネットワーク手数料以前に存在する課題と国内の致命的知見不足など) (3)国内独自の決済方法の功罪とPOSの過剰対応、知見不足が招くリスクと残念な勘違い「おもてなし」対応 (4)中国、欧州で加盟店手数料が安いとされる話の実態と日本で蔓延する大きな勘違い、米国の加盟店手数料値上げの背景 (5)加盟店手数料を規制してもキャッシュレス決済率が上がらないこれだけの理由と対策、逆にキャッシュレス不信の蔓延が懸念される事情 3.決済サービスで活用される技術の変遷と日本で発生しやすい誤解 (1)決済サービスにおける技術活用の歴史と国際規格整備 (欧州主導IC化の効果、コンセンサス方式と後追い方式など) (2)国際規格と国際的業界標準規格 (ISO/IEC/ITU、EMV、EMVcontactless、EMV QRCode、Type-A/B、FeliCa、GlobalPlatformなど) (3)生体認証決済動向、日本市場での成功のポイント (中国の顔認証決済、顔認証改札、キャッシュカードレスATMなど) (4)無人店舗、レジ無し店舗の動向とコード決済の行方 (Amazon Goなど海外動向、クレジットカード国内ブランド収斂の軌跡に重なる動向など) (5)決済サービスとブロックチェーン・分散管理台帳技術との親和性、課題と実用化展望 (CBDC中央銀行デジタル貨幣の期待と限界、技術活用動向など) 4.決済データ利活用の事例とマーケティング戦略実装における難しさ (1)欧米金融機関の決済データ活用 (自ら発行するクレジットカード/デビットカードの決済データを基にした能動的アプローチ事例など) (2)中国決済サービスがスマホアプリで展開する決済データ利活用やスコアリングサービス (支付宝、余額宝、芝麻信用など) (3)日本における決済データ活用事例、スコアリングサービスへの期待と注意点 (Jスコア、LINEスコア、情報銀行の展望と注意点) (4)SKUレベル/トランザクションレベル決済データ利活用の要点とリアル&ネットのカスターマ-ジャーニー提供の重要性 5.目指すべきキャッシュレス社会 (1)決済データ利活用とセキュリティの相克 (データ保護動向、ドコモ口座不正利用の背景、境界線セキュリティの限界、ZTAの重要性など) (2)ウィズコロナ、超高齢化社会、災害対策におけるキャッシュレス決済の活用方法と海外事例から得られる示唆 (3)地域振興におけるキャッシュレス活用の重要性とキャッシュレス社会の実現像 6.質疑応答 ※ 講義中の録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用はご遠慮ください。 |
補足事項 |
※講師とご同業にあたる方・個人のご参加はお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 ※参加者全員サブテキストとして、書籍『決済サービスとキャッシュレス社会の本質(金融財政事情研究会)』〈講師著〉を進呈いたします。 ※著作権等の関係上、一部投影のみの資料がございますので、ご了承ください。 ※本セミナーはデリケートな情報を含む解説などがあり、会場受講のみとなります。 ※本セミナーはアルカディア市ヶ谷にて開催いたします。参加者様同士での感染のリスクを抑えるため、以下の対策をとっております。 ・ご来場時の検温実施 ・ご来場時の手指消毒の徹底 ・スタッフ、参加者様のマスク着用 ・参加者様同士の座席間隔の確保 ※収容率は最大時の収容人数の半分以下に抑えております。 ※12月17日にも同講師によるセミナーがございますので合わせてご参加ご検討ください。 |
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