保険会社が認識すべき医学的選択~「先制医療の現状」から「査定標準・医的教育」まで~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2020-03-16(月) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社かんぽ生命保険 医事総括役 谷川 拓男 氏 1987年奈良県立医科大学卒業、産婦人科に入局 94年同大学院卒業 HTLV‐Ⅰの母児感染に関する研究で博士号を取得 97年某国内生命保険会社査定医長として勤務し、2013年からかんぽ生命医事役として現在に至る 査定実務、医事研究、アンダーライター教育など幅広く保険業務に携わり、18年日本保険医学会定時総会パネルディスカッション、19年日本アンダーライティング協会年次大会では、先制医療についての講演を行う |
概要 |
保険会社にとって危険差益確保のために重要かつ不可欠なこと、それは適切なる医学的選択です。 その基礎となるのが医学的知識の学習であり、とりわけ新しい概念に対しては、課題を認識し動向を注視する必要があります。そこで、10年前から提唱され始めた「先制医療」を取り上げます。遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)、骨粗鬆症、アルツハイマー病、2型糖尿病を対象として、先制医療の観点から現状を解説します。医学的選択を行う基準としては、各社個別に作成された医務査定標準が用いられています。臨床医学の発展に伴い、最近の医的状況を反映すべく、適宜見直しが必要であり、今回その改定プロセスを説明します。医学的選択をするのは査定医だけ、という時代はもはや過去のものとなりつつあります。保険会社は多くのアンダーライターを育成し、医的教育に取り組んでいます。その概要と、日本アンダーライティング協会資格試験の学習法(中級含む)を解説します。 刻々と変化していく臨床医学や社会状況。それに応じて、保険会社がどのような医学的選択を行っていくべきかを、今後の展望として総括します。 |
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セミナー詳細 |
1.保険会社が認識すべき医学的選択 (1)保険会社は、査定医に何を期待するか (2)医学的選択にまつわる、医事研究いろいろ (3)適切な医学的選択のために-「人を育てる」 2.医学的知識の学習~先制医療の現状~ (1)先制医療の概要 (2)遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC):最近の知見 (3)骨粗鬆症:骨折リスク予測ツール (4)アルツハイマー病:バイオマーカーの諸問題 (5)2型糖尿病:健康段階別の対策 3.医務査定標準の改定とそのプロセス (1)改定疾患を選定する (2)改定案を作成する (3)改定の影響を評価する 4.医務査定担当者(アンダーライター)の育成 (1)研修プログラムの作成 (2)どう学ぶ?日本アンダーライティング協会資格試験 (3)社内での資格認定 5.今後の展望 (1)医学的知識を背景にした適切な医学的選択 (2)臨床医学の発展がもたらす保険医学への影響 (3)医学的選択の将来像 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
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