企業不祥事に関する調査報告書から学ぶ有事・平時の危機管理~金融機関における不祥事事案の分析~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-11-18(月) 13:30~16:30 |
講師 |
西村あさひ法律事務所
鈴木 悠介 氏 弁護士 堀田 純平 氏 弁護士
【鈴木 悠介 氏】 |
概要 |
企業不祥事に関する調査結果をまとめた調査報告書は、まさに危機管理の生きた教材といえます。調査報告書を読み解くことによって、不祥事事案を追体験することが可能であり、また、そこで述べられている不祥事発生の経緯、原因や再発防止策は有事・平時の危機管理対策を講じる上で非常に参考となります。他方で、調査報告書は大部にわたることもしばしばであり、また、法律家以外にとってはやや難解な側面があることも否定できません。しかし、調査報告書作成時の書き手の思考、調査報告書の基本的な構成、特に読むべき重要部分などを押さえることにより、調査報告書はぐっと読みやすくなり、生きた教材としての価値がますます高まります。 本セミナーでは、これまでに数多くの危機管理案件に従事し、実際に調査報告書の作成にも携わった経験が豊富な弁護士が、特に金融機関に関する企業不祥事の調査報告書等を読み解くことを通じて、調査報告書を読む意味、調査報告書から見える不祥事の類型、調査報告書から読み解くべき有事・平時の危機管理対策を解説いたします。 |
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セミナー詳細 |
1.生きた教材としての調査報告書 (1)教材としての調査報告書の有用性 (a)危機管理案件の特徴 (b)他社事例から学ぶ意味 (c)意外と赤裸々に実情が書かれている調査報告書 (2)調査報告書を通じて見える各不祥事の特性 (3)調査報告書から有事・平時の危機管理を考える 2.金融機関における不祥事の調査報告書等を読む (1)システムのセキュリティに関する不祥事事案 (a)経営トップによる記者会見の重要性 (b)今後も注意が必要なシステム関連の不祥事 (2)入札における不祥事事案 (a)金融機関における独占禁止法違反リスク (b)発注者側における不正防止策 (3)金融機関における不適切営業事案 (a)インセンティブと不正リスクの問題 (b)進捗中のビジネスに関する不祥事発覚後の対応策 (4)金融機関における不正融資事案 (a)主力部門の聖域化と暴走 (b)大部にわたる調査報告書のどこを読むべきか (5)金融機関における横領事案 (a)多発する横領事案 (b)不祥事事案と刑事告訴の実務 3.調査報告書から学ぶ有事の危機管理対策 (1)専門家による事実調査と法的評価 (2)危機管理広報の重要性 (3)不祥事ドミノを防ぐには 4.調査報告書から学ぶ平時の危機管理対策 (1)最大の危機管理は不祥事を起こさないこと (2)各報告書の原因・背景から見える平時の危機管理 (3)「企業風土」と不祥事 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
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