2019事務年度の金融行政方針「利用者を中心とした新時代の金融サービス」を読み解く |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-09-30(月) 13:30~16:00 |
講師 |
専修大学商学部 准教授
元 三菱UFJフィナンシャル・グループ コンプライアンス統括部長 渡邊 隆彦 氏 1986年東京大学工学部卒、92年MIT経営大学院修了 三菱UFJ銀行(現)にて金融制度改革、証券子会社戦略、シンジケートローン業務企画、IFRS移行プロジェクト等を担当後、三菱UFJフィナンシャル・グループ コンプライアンス統括部長、国際企画部部長を歴任 2013年4月より専修大学にて教鞭を執る。専門は国際金融、企業ガバナンス・コンプライアンス、金融規制・制度論、ファイナンス論、金融教育 |
概要 |
遠藤長官体制になって2年目を迎えた金融庁は、2019事務年度の金融行政方針として「利用者を中心とした新時代の金融サービス~金融行政のこれまでの実践と今後の方針~(令和元事務年度)」を8月28日に公表した。これは、昨事務年度の金融行政方針で打ち出した施策の進捗評価・分析結果と、それを踏まえての今後の目標と進め方をとりまとめたものであり、現時点で金融庁が認識している「金融サービスの課題」が網羅されたペーパーである。 本セミナーでは、この最新の方針を読み解きながら、各金融機関がどのようなアクションをとれば良いのか、金融庁の問題意識を踏まえたうえで解説する。他の金融庁公表資料も参照しながら、今後の金融行政の姿を多角的に俯瞰してまいりたい。 |
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セミナー詳細 |
1.金融行政の改革 (1)金融行政の目標 (2)金融庁の改革 (3)新しい検査・監督の実践に向けて 2.金融デジタライゼーション 3.家計の安定的な資産形成に向けて ~インベストメント・チェーンの各参加者のレベルアップ~ (1)家計の金融リテラシー向上 (2)販売会社による「顧客本位の業務運営」 (3)資産運用業の高度化 4.利用者ニーズへの対応と信頼感・安心感の確保 (1)金融弱者(高齢者、障がい者等)への対応 (2)不正利用・金融トラブルへの対応 (3)コンプライアンス・リスク管理の向上 (4)投資用不動産向け融資の管理態勢 ~スルガ銀行事案を受けて~ (5)内部監査の高度化 (6)ITガバナンス、サイバーセキュリティの強化 5.金融仲介機能の十分な発揮と金融システムの安定の確保 ~業態別のテーマ~ (1)金融システムを取り巻くマクロ経済環境 (2)地域金融機関 (a)地域金融機関の課題(金融仲介機能の発揮、持続可能なビジネスモデルの構築) (b)地域金融機関の改革に向けての「パッケージ策」 (3)大手銀行グループ (4)保険会社 (a)「顧客本位の業務運営」の定着(法人向け定期保険、外貨建保険、代理店のインセンティブ報酬) (b)「持続可能なビジネスモデル」の構築(デジタライゼーションへの対応、リスク管理の高度化) (c)ガバナンスの機能発揮(大型M&A後の実効的管理) (5)証券会社等 6.世界共通の課題への対応 (1)持続可能な開発目標(SDGs)の推進 (2)マネロン・テロ資金供与対策 (3)暗号資産(仮想通貨)への対応 7.金融庁の取組み ~今後の検査・監督の方向性~ 8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
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