金融機関の内部監査の現場の観点から見た根本原因分析スキルの強化 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-09-12(木) 13:30~16:30 |
講師 |
PwCあらた有限責任監査法人 ディレクター (前金融庁検査局統括検査官第6部門長) 武藤 制揮 氏
PwCにおいて内部監査高度化支援、外部品質評価、当局規制対応支援、金融機関や事業法人の集合研修講師に従事 前職は金融庁検査局統括検査官第6部門長 主任検査官として外資系大手金融機関22社及び本邦大手金融機関海外4拠点の金融検査を実施したほか、金融庁在職12年間に銀行、証券、保険、信託、投信投資顧問、政府系金融機関等62社の金融検査を実施 金融庁入庁前は、東京大学工学部を卒業後、総合商社にて非鉄金属・貴金属・電子部品等の輸出入、商品市場取引等、本邦主要銀行にて市場取引、リスク管理等に従事 |
概要 |
当局による金融機関のガバナンス重視の方針の継続に対応して、ガバナンスの発揮を支える柱である内部監査部門に対する期待はさらに高まっています。特に、内部監査における根本原因分析については、内部監査の付加価値を明示するものとして、当局及び経営陣から的確な成果を強く求められています。 こうした中、内部監査の検証現場においては、広範囲な検証によって実態を示すエビデンスを確保しているものの、根本原因分析の手法として従来の手法であるインタビューや伝統的な理論等に依拠せざるを得ず、直接原因の把握といった段階にとどまっている事例が散見されています。 このような状況に対応して、内部監査部門が強い問題意識を有しているにもかかわらず、根本原因分析の成果が途上となっている理由を詳細に分析した上で、効果的かつ効率的な根本原因分析の戦略とテクニックを、豊富な経験に基づいてわかりやすく解説します。 また、参照事例に対する根本原因分析演習を実施し、根本原因分析の論理構成について、理解を深めていただきます。 |
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セミナー詳細 |
1.内部監査の現場から見た根本原因分析の論点 (1)検証現場における3つの疑問 (2)検証現場における3つの不満 (3)目的とゴールに対する視点の大きな差異 2.現状の取組みは内部監査の現場で成果を挙げているか (1)インタビュースキルの発揮で解決できるか (2)なぜなぜ分析(5Why)で到達できるか (3)COSOのフレームワークの活用で到達できるか 3.根本原因分析が途上となっている理由 (1)直接原因の功罪 (2)迷路の存在(因果の重複、犯人探しループ) (3)サポートツールの問題点 4.根本原因分析のゴールに到達した現場戦略 (1)現場戦略事例その1の光と影 (2)現場戦略事例その2の光と影 (3)論理構成に必要となる手元ツール 5.めざすべき根本原因分析手法の論理と構造 (1)リスクベース監査とのリンク (2)根本原因分析のための8つのステップ (3)付加価値を示すための重要な留意点 6.根本原因分析の事例演習 7.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
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