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金融機関の事務リスク管理におけるチェックリスト形骸化防止とチェックの自動化・効率化

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-08-30(金) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
シニアマネジャー
田宮 秀樹 氏

政府系金融機関勤務後、大手監査法人を経て、監査法人トーマツ入社 金融機関のリスク管理高度化に対するアドバイス及び内部監査支援を実施している 外部委託先管理に関しては、大手保険会社、大手クレジットカード会社、電子債権記録機関等に管理態勢構築支援を経験 また、大手金融機関向けにシステムリスク管理高度化支援や内部監査態勢の外部評価業務を実施 主な著作は「銀行員の内部犯罪を防ぐ」(金融ジャーナル、2013年12月号) 「個人情報保護法改正が外部委託先管理に与える影響」(financial regulation 2014冬号) 「リスク管理は新領域へ」(週刊金融財政事情、2018年9月10日号) 
公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、システム監査技術者、公認情報セキュリティマネージャー(CISM)、内部統制評価指導士(CCSA)

概要 金融機関の事務はRPA化がすすめられていますが、手作業の事務も多く残っています。このような事務プロセスでは多くのチェックリストが活躍していますが、形骸化や再発防止の効果に不安を持つ声も聞かれます。また、利用者からは維持管理や、他部門への展開手法なども新たな課題として認識されています。
本セミナーでは、チェックリストの利用者の声やミスの分析結果を通じ、事務ミスの未然防止に向けたチェックリストの好事例やチェックの観点のご紹介を予定しています。
セミナー詳細 1.なぜチェックリストは使いにくいのか~利用者へのアンケートからの課題~
(1)チェックリストの問題点 ―形骸化するチェックリストの共通課題
(2)チェックリストの本当の課題 ―作成者と利用者との認識のズレ
(3)チェックリストで防げなかったミス ―チェックリストですべてのミスは防げない
(4)事例演習 ―効果的な場面と効果の少ない場面

2.なぜチェックリストが必要なのか~チェックリストで発見されたミスの分析~
(1)原因分析の重要性 ―チェックリストで発見されたミス
(2)原因と対策の因果関係 ―ミスをどこまで発見すべきか
(3)標準化への取組 ―ミスの発見ではなく「誰でもできる」を目指す
(4)チェックリストの目的 ―標準化と正確性の追求

3.使いやすいチェックリストとは
(1)デザインのポイント ―「思考導線」の考え方
(2)設問の留意点 ―カテゴリ別の分類とリスクベースのダイエット
(3)選択肢の留意点 ―困ったら分けてみる
(4)事例演習 ―迷いやすい設問や選択肢

4.チェックリストの形骸化を防ぐコツ
(1)形骸化しないチェックリストとは ―管理基盤の重要性
(2)チェックリストの効果測定 ―パイロットテスト試行手順
(3)チェックの自動化の観点 ―必要なチェックの洗出し
(4)チェックリストの先にあるもの ―再発防止から未然防止へ

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください

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