金融機関向けクラウド最新動向とクラウド活用の実践策~クラウドで劇的に変わるITのあり方とその必須知識~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-07-24(水) 9:30~12:30 |
講師 |
一般社団法人 日本クラウドセキュリティアライアンス(CSAJ) 副会長 渥美 俊英 氏
電通国際情報サービス(ISID)にて大手金融機関向けシステム開発、技術統括部長を経て2010年クラウド黎明期からクラウド推進に注力 2015年ISID定年退職後、アマゾンウェブサービスジャパン入社、大手企業幹部向けのエンタープライズエバンジェリストを担う AWS退職後、現在はクラウド推進役として数社の顧問役 日々の時間の半分はクラウドや最新IT、業界動向の調査や勉強で、半分は顧問先支援と業界活動にあてている イベントなどの講演多数 |
概要 |
メガバンクをはじめ金融機関のクラウド利用が急速に進展しており、単なるオンプレミスの代替、インフラコスト削減という段階を越えて、システム開発やビジネスのあり方、開発運用から監査、求められる人材像まで大きな変化が起きています。本講演では、クラウドがこれまでのITと根本的に異なる背景、クラウドベンダの行動文化から解き明かし、従来のITベンダとの相違、急成長の理由と仕組み、主要サービス、セキュリティとコンプライアンスを概説し、既にインフラからITソリューション全般のサービス提供者に大変貌していることをご理解いただきます。FISC安全対策基準のこの数年のクラウドに関する考え方の大変化と議論の過程、最新第9版のポイント、合わせてクラウドバイデフォルトなど金融だけではなく公共、全産業に及ぶ国策としてクラウドを捉えます。加えて、先進クラウドベンダが毎年イノベーションを更に加速している最新動向を解説します。これらのクラウドの特異性と急成長ぶりを理解したうえで、後半はクラウド活用に焦点をあて、利用推進への事例、ベストプラクティス、定番の方法、人材開発、SI外部ベンダの選び方から外部コミュニティの活用など、クラウド利用にまつわる幅広い話題を解説します。 【想定受講者】 ・金融機関、SIerやSaaSなど金融機関向け事業者、監査法人など ・経営幹部、ビジネス企画、IT企画、情シス、事業部門、HR・教育部門など ・これからクラウドに取組む、および既に取組んでいるが更に加速させたい役割の方々 講師のSIer側、クラウドベンダ側の両方の社員経歴と、AWSを中心にAzureも含めた金融クラウド推進活動、業界団体、コミュニティ活動の豊富な経験ならではの具体的実践的な内容は、受講者のクラウド活用に大きな参考となります。 |
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セミナー詳細 |
1.クラウドがITの常識を変えている (1)クラウド市場動向、金融機関のクラウド利用 (2)異業種参入のAWSがIT業界を変えた (3)AWSの特異な企業文化、行動様式、組織 (4)既にオンプレ代替えのインフラベンダではない (5)Microsoftの変貌、クラウド、オープンへ本格的シフト 2.国内金融機関のクラウド事例 (1)MUFGはなぜAWSを選択したのか (2)ソニー銀行、住信SBIネット銀行、琉球銀行のAWS事例 (3)カブドットコム証券、マネックス証券のAWS事例 (4)セブン銀行、北國銀行、紀陽銀行のAzure事例 3.クラウドの主要サービス、セキュリティとコンプライアンス (1)クラウドの主要サービス、従来ITと同じ点、異なる点 (2)クラウドセキュリティの大原則、責任共有モデル (3)セキュリティとコンプライアンスの主要公開文書を概説 (4)クラウドならではの高度なセキュリティマネージドサービス (5)セキュリティバイデザイン、セキュリティ自動化、継続的監査 (6)FISCの有識者検討会で着目されたクラウドならではの機能 4.FISC安全対策基準におけるクラウドの考え方 (1)安全対策基準第8版、第8版追補、第8版追補改訂の流れ (2)最新安全対策基準第9版におけるクラウドの考え方 (3)クラウドの監査、保証型第3者監査報告書(SOC2) (4)AWS FISC対応セキュリティリファレンス (5)AWS FinTechリファレンス ガイドとテンプレート (6)Azure FISC対応セキュリティリファレンスの活用 (7)政府公共調達のクラウドバイデフォルト、CIO補佐官動向 5.クラウドは更に急激に進化し続けている (1)AWS re:Inventが毎年IT業界を揺さぶり続けている (2)re:Invent 2018が示したもの、クラウドの急激な進化 (3)re:Invent 2018金融機関向け50の専門セッションを概説 ~海外の先進金融機関は既にクラウドネイティブ、日本もこうなる (4)re:Invent 2018日本の金融機関向けフォローアップ (5)AWSサミット東京、大阪で金融ユーザー企業が語ったこと 6.クラウド推進にはベストプラクティス=定石を知ること (1)クラウドジャーニー、クラウド利用の段階とステップ (2)クラウド推進組織(Cloud Center of Excellence)の実践策と事例 (3)クラウド人材の作り方、資格制度、教材、書籍、進め方 (4)クラウドは自分で少しでも手を動かすことが鉄則、まずは自習教材から 7.ユーザー会、コミュニティがクラウド人材を醸成し世の中を変えてゆく (1)従来ITにはかつてないクラウドコミュニティで外の世界を知る (2)クラウドに強い熱意を持つ人々がそれぞれの企業を変革した (3)コミュニティで共有されている実践的ノウハウ、公開資料 (4)まずはこれを見てみる、推奨資料、名物資料、イベント公開資料 8.まとめ クラウドの活用、自社と日本の国のDXに向けて (1)よくある質問、疑問、意見~クラウドにリスクはないのか (2)全体を通じた質疑、感想、フィードバック 9.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
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