リスクアペタイト・フレームワーク構築と高度化に向けた課題~経営戦略とリスク管理の実効性を高めるRAF~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-06-21(金) 9:30~12:30 |
講師 |
有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センター マネジャー 熊谷 敏一 氏 財務省、内閣府、内閣官房、金融庁を経て2016年1月より現職 財務省では地方財務局における金融機関の検査・監督業務、金融庁では中小企業金融などに関する金融監督業務に従事 このほか、内閣府では経済財政白書の執筆に携わるなど金融市場や経済の分析を担当 現職においては、リスクアペタイト・フレームワークの高度化支援やトップリスク管理、ストレステストの高度化にかかるアドバイザリーを担当 |
概要 |
世界的な景気減速局面入りやそれに伴う低金利環境の長期化などに対する警戒感が徐々に高まっています。こうした厳しい環境の中、多くの金融機関においてリスクやコスト対比でのリターン管理をより厳格に行うべく、リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)の活用が進んでいます。また、金融庁が再度RAF活用に言及したこともあり、現在RAF構築に取り組んでいる金融機関もみられます。RAFの高度化・導入いずれにしても、形式を満たすことが目的ではなく、当該金融機関にとって納得できるものとならなければ、単なる負担の増加となります。言い換えれば、単なるリスク管理枠組みの屋上屋とならないように、経営戦略を狙い通り遂行するためのツールとすることが重要です。この点、当初から完璧なRAF運営を実行できる金融機関は非常に稀であり、漸進的に改善を繰り返しながら、徐々に実用的な経営のツールとして定着を図っていくことが一般的です。 このセミナーではRAFを導入されようとしている金融機関から、既に一定の定着が図られ運用の高度化に取り組まれている金融機関までを広く対象とし、高度化に向けて検討すべき論点と考え方を、事例も示しながらわかりやすく解説を行います。 |
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セミナー詳細 |
1.新たな時代を迎える経営戦略とリスク管理の動向 (1)求められるリスク・リターン (2)検査マニュアル廃止の影響(既存のリスクカテゴリーに捉われないリスク管理) (3)ビジネスモデルの視点 2.RAFを再考する (1)RAFの概要 (2)経営戦略との関係 (3)RAFの目的・メリット 3.RAFの構築(基本ステップ) (1)RAFの運用サイクル (2)導入までの流れと考慮すべき要素 (3)規模に見合ったRAFとは (4)よくある失敗を防ぐために(RA指標の納得感) 4.RAFを高度化させるポイント (1)リスクアペタイト指標管理の実効性向上 (2)ストレステストの活用 (3)トップリスクとの関係 (4)非財務リスクの取り込み、リスクカルチャーの醸成 5.経営戦略を実現するためのRAF活用 (1)ビジネスモデル分析 (2)ビジネスモデル変革とRAF活用 (3)RAFの組織内への浸透 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
補足事項 | ※講師とご同業にあたる方・個人のご参加はお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 |
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お問い合わせ先 |
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