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ビッグデータ連携を見据えた国内決済プラットフォーマーにおける独自進化の可能性

~日本におけるキャッシュレス革命とオープンバンキングの将来展望~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-03-11(月) 13:30~16:30
講師
株式会社ニッセイ基礎研究所 金融研究部 主任研究員 福本 勇樹 氏
株式会社ニッセイ基礎研究所
金融研究部
主任研究員
福本 勇樹 氏

2003年京都大学総合人間学部卒業 05年京都大学大学院経済学研究科修了、住友信託銀行株式会社(現:三井住友信託銀行株式会社)入社 14年9月より現職 リスク管理やキャッシュレス決済などの金融における諸問題について分析を行っている キャッシュレス化に関する主な論考に「日本のキャッシュレス化について考える」(ニッセイ基礎研究所報 vol.62)、「日本におけるキャッシュレス化の進展状況と課題」(季刊 個人金融 2018冬)、「政府のキャッシュレス戦略 米プラットフォーム企業に危機感」(週刊エコノミスト2018 10/9)、「全銀システム24時間化に見る決済「高度化」の目指すべき方向」(銀行実務2018.11)など

概要 消費増税に際して政府にてポイント還元策が検討され、ITや通信業などで大手企業がQRコードを用いたモバイル決済に続々と参入するなど、「キャッシュレス」は日本経済を考える上で重要なテーマになっている。政府がキャッシュレス化を進める背景には、インバウンド(訪日外国人)対応や、小売業や金融業における業務効率化や人員配置最適化の狙いがあるが、物流、商流や購買履歴などのビッグデータを活用した新産業の創出もその目的にある。
本セミナーでは、「キャッシュレス」、「ビッグデータ」と「プラットフォーマー」をキーワードとして、国内外の決済プラットフォーマーのビジネスモデルに関する事例分析を中心に日本のキャッシュレス社会の将来像について考えたい。また、決済サービス事業者の競争優位性や規制面の問題も含めて最近の動向について整理し、海外とは異なる形での国内決済プラットフォーマーによる独自進化の可能性についても考えてみたい。
セミナー詳細 1.日本のキャッシュレス化
(1)日本のキャッシュレス化に向けた政策の経緯
(2)日本のキャッシュレス化の進展状況
(3)キャッシュレス化のメリット
(4)日本のキャッシュレス化に向けた課題

2.プラットフォーマーのビジネスモデル
(1)プラットフォーマーとは
(2)プラットフォーマーの特徴:ネットワーク外部性
(3)プラットフォーマーの特徴:規模の経済性と範囲の経済性
(4)プラットフォーマーとキャッシュレス化の親和性

3.ビッグデータ収集に関する動向
(1)ビッグデータ収集の世界情勢
(2)ビッグデータ利活用の潮流と留意点
(3)ビッグデータ利活用がもたらす商流・物流・金流のスマート化
(4)IoT×キャッシュレス化がもたらすもの

4.オープンバンキングと決済データをめぐる動向
(1)オープンバンキング時代の到来
(2)オープンAPIがもたらす金融ビジネスの変化
(3)電子決済等登録業者に対する規制について
(4)暗号通貨(ブロックチェーン)技術を用いたAPI×キャッシュレス化の展望
(5)eKYCがもたらす決済ビジネスの変化

5.国内外の決済プラットフォーマーの事例分析と展望
(1)決済プラットフォーマーの事例分析
(2)決済サービス事業者の競争優位性
(3)プラットフォーマーにおける法規制検討状況、金融行政の課題とその行方
(4)銀行間決済の24時間化がもたらす環境変化
(5)金融機関による決済ビジネスへの参入について考える

6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください

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