保険代理店の態勢整備の現状と課題~近時の金融モニタリング事例を踏まえて~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2019-02-07(木) 13:30~16:30 |
講師 |
のぞみ総合法律事務所 パートナー弁護士 川西 拓人 氏 2002年京都大学法学部卒業 03年弁護士法人御堂筋法律事務所入所、08年金融庁検査局出向(専門検査官)、16年よりのぞみ総合法律事務所パートナー 主たる業務は金融機関のコンプライアンス態勢・内部統制システム構築、レギュレーション対応、紛争対応、保険持株会社・少額短期保険業者の社外役員・大手保険代理店のコンプライアンス委員等を現任、地銀協コンプライアンス検定試験問題作成委員 |
概要 |
顧客に対する情報提供義務、顧客の意向把握・確認義務、保険募集人の体制整備義務を定める改正保険業法が施行されて2年半が経過し、保険代理店において一定の態勢整備が行われてきた。しかし、態勢整備の現状は保険代理店ごとに大きく異なっており、特に、PDCAサイクルの「C」「A」の機能が不十分な場合、形式的な規程や保険募集ツールの整備が行われたのみで、実質的な態勢整備が十分でない保険代理店は多い。 金融当局のモニタリングにおいても、意向把握・確認義務における創意工夫や比較推奨規制への実務対応に係る検証が行われるなど、実質的な顧客保護が確保されているかが着目されている。また、「金融検査・監督の考え方と進め方(検査・監督基本方針)」及び「コンプライアンス・リスク管理に関する検査・監督の考え方と進め方(コンプライアンス・リスク管理基本方針)」に現れた今後の金融モニタリングの在り方についても、保険代理店業務への影響を検討しておく必要がある。 本セミナーでは、講師が保険代理店に対して行った業務監査で判明した事例を通じ、保険代理店の「経営管理態勢」「法令等遵守態勢」「保険募集管理態勢」「顧客サポート等管理態勢」「顧客情報管理態勢」「外部委託管理態勢」上の課題を紹介すると共に、その改善の方向性を検討する。また、ケーススタディ方式にて、金融モニタリングの目線を踏まえた代理店監査の検証ポイントを検討する。 |
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セミナー詳細 |
1.近時の金融モニタリングの目線 (1)検査・監督基本方針のポイントと保険代理店業務への影響 (2)コンプライアンス・リスク管理基本方針のポイントと保険代理店業務への影響 (3)近時の行政処分事例からみえる「顧客本位の業務運営」の考え方 2.改正保険業法を受けた保険代理店における体制整備の現状 3.ケーススタディ ~金融モニタリングの目線を踏まえた代理店監査の検証ポイントの検討 4.保険代理店監査を通じて見えた態勢整備の課題~経営管理態勢~ (1)取締役会の機能について (2)経営方針の浸透について (3)内部監査の機能発揮について 5.保険代理店監査を通じて見えた態勢整備の課題~法令等遵守態勢、保険募集管理態勢~ (1)お客様の声の活用 (2)お客様の声のフォローアップ 6.保険代理店監査を通じて見えた態勢整備の課題~顧客情報管理態勢、外部委託管理態勢~ (1)個人データ管理について(個人データ管理台帳の整備・アクセス制限等) (2)外部委託管理について(外部委託先のモニタリング・外部委託契約書) (3)募集関連行為のモニタリングについて 7.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください |
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