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低侵襲技術を活用した次世代病院経営の課題と展望

-ロボット(daVinci)導入と保険適用の費用対効果を踏まえた医療イノベーション-
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2018-12-17(月) 15:30~18:00
講師
ニューハート・ワタナベ国際病院
大竹 裕志 氏
石川 紀彦 氏

【大竹 裕志 氏】
院長
1988年金沢大学医学部卒業 金沢大学医学部第外科学第一講座入局 93年大学院外科学第一講座修了(医学博士) 98年よりドイツ留学(Alexander von Humboldt 財団奨学生としてDüsseldorf 大学血管外科で手術研修・研究に従事) 2000年金沢大学 心肺・総合外科助手 10年金沢大学大学院医学系研究科特任教授 14年よりニューハート・ワタナベ国際病院副院長兼血管外科部長 16年より現職

【石川 紀彦 氏】
ロボット外科部長 内分泌・呼吸器外科部長
1993年金沢大学医学部卒業 金沢大学医学部第外科学第一講座入局 2004年より米国留学(Center for Robotics and Minimally Invasive Surgery, East Carolina University Research Assistant Professor) 05年より金沢大学大学院医学系研究科地域医療学講座特任教授 08年より金沢大学心肺・総合外科講師、金沢大学附属病院内分泌・総合外科科長兼臨床教授 14年より現職(ニューハート・ワタナベ国際病院)

概要 【第一部】 ロボット手術の歴史、現状、将来
当院は循環器疾患の治療(内科的治療や手術治療)を中心に一般診療も含めた総合的な診療を行っている病院です。外科では特にda Vinciというロボットを用いた手術を得意としており、ロボット心臓手術やロボット甲状腺手術は国内で最多の手術件数を誇ります。先日話題となったTBS系ドラマ「ブラックペアン」では医療用ロボット監修およびロケ地協力を行いました。今回は、昨今話題となっているロボット手術に関して、その歴史、現状、将来についてわかりやすく解説いたします。

【第二部】 医療イノベーションと病院経営
外科手術は機能温存よりも根治を第一の目標とするような「拡大手術」の時代から、クオリティ(質)を下げずに、体への負担を少なくして行う手術「低侵襲手術」へ移行しています。当院ではあらゆる治療に「低侵襲」を求め手術支援ロボット、胸骨正中切開の回避、大動脈ステントグラフト、内視鏡手術などを積極的に導入し、疼痛軽減、合併症の軽減、早期社会復帰を実現してきました。今回はロボットを代表とする低侵襲手術と医療コストについてだけではなく、あるべき医療制度について解説いたします。
セミナー詳細 【第一部】 ロボット手術の歴史、現状、将来
1.歴史
(1)外科手術の歴史
(2)ロボット手術の歴史

2.da Vinci surgical system
(1)da Vinciの開発
(2)da Vinciの特徴

3.臨床
(1)ロボット支援下心臓手術
(2)ロボット支援下甲状腺手術

4.将来
(1)新規ロボットの開発
(2)今後の外科の可能性

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください

【第二部】 医療イノベーションと病院経営
1.ロボット心臓手術の法的許認可と保険収載のあゆみ
(1)平成29年度まで
(2)平成30年度以降

2.医療イノベーションとコスト
(1)当院における医療イノベーション
(2)低侵襲手術における医療コスト

3.患者のための医療制度とは
(1)現在の医療制度
(2)求められる医療制度

4.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください

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