生命保険会社の業績と収支構造の分析~超低金利下の資産運用、ALM、販売商品の変化など~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-12-18(火) 9:30~12:30 |
講師 |
株式会社ニッセイ基礎研究所
保険研究部 主任研究員 安井 義浩 氏 1987年 東京大学理学部卒業・日本生命保険入社 主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損保(現あいおいニッセイ同和損保)などで、決算・収支予測、商品開発(保険料・準備金の算出、営業職員計上規定の検証)、などに従事 2012年より現職 日本アクチュアリー会正会員 日本証券アナリスト協会検定会員 |
概要 |
私が入社した1987年当時、バブルに向かう上り坂で、生命保険会社も右肩上がりの規模拡大が続いていた。その後、バブル崩壊、金利低下、といった外的要因の中で破綻する会社が相次ぐ苦しい時代を経て現在に至るが、その間にも、生損保相互参入、銀行窓販解禁など規制緩和もあり、低金利や株価下落などに対応するための、リスク管理の高度化など、技術面での進展もあった。 生命保険会社の決算は、公表された損益計算書などをみただけでは、すぐにはわかりにくい面がある。本日は、生命保険業界の収支状況を概観し、同時にそれを理解するための、背景や仕組みなど比較的専門的な内容を、図解も交えてできるだけ平易に解説したい。これらは生命保険会社の経理部門の方であれば、当然知っている内容となるが、資産運用や商品開発などの違った視点からみると、より深い理解ができるかも知れない。 なお、今回触れるのは「古典的」な見方であり、国際会計基準などには触れないが、経済価値ベースのリスク管理などについては、従来から生命保険会社はある程度取り扱っていたので、自然に触れることになるだろう。 |
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セミナー詳細 |
1.生命保険の仕組みと生命保険会社決算の見方 (1)生命保険会社の収支の仕組み (2)損益計算書と貸借対照表 2.販売業績 (1)保有契約高・新契約高 (2)年換算保険料表示 (3)最近の主流(第3分野、金融機関窓口販売、外貨建保険など) 3.保険関係の収支 (1)保険料 (2)保険金・年金・給付金 (3)事業費 (4)責任準備金 4.資産運用関係収支 (1)インカム収支と基礎利回り (2)キャピタル損益 (3)ALMの必要性 (4)区分経理とALM 5.利源分析と基礎利益 (1)利源分析の概要 損益計算書との関連 (2)基礎利益 6.剰余金とその行方 (1)剰余金の実態 (2)配当(契約者配当、株主配当) (3)いわゆる自己資本の充実 7.ソルベンシーマージンと業績の見方についての今後の課題 (1)ソルベンシーマージン比率とその課題 (2)EVなど 8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
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