【リスク管理実務高度化対応】短期金利指標としてのLIBORが内包する諸問題~マルチカーブ評価問題から業界における課題や対応状況とシステムへの影響まで~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-11-20(火) 9:30~12:30 |
講師 |
リサーチアンドプライシングテクノロジー株式会社 (RPテック) デリバティブ担当取締役 藤崎 達哉 氏
慶應義塾大学にて現代科学哲学および科学史を専攻 1987年よりOTCデリバティブ市場で仲介並びにプライシング・ツール開発業務を担当 98年以降金融情報通信社、コンサルティングファーム等で国際市場情報ビジネスに関する戦略立案およびデリバティブ・仕組債評価のコンサルティングに従事 2009年1月より現職 01年4月から05年3月まで非常勤講師として日本大学大学院グローバルビジネス研究科において「金融デリバティブ」講座を担当 |
概要 |
昨年の夏以来、欧米ではLIBOR に代替する短期金利指標の議論がかまびすしい。 2007年8月のパリバショック以降、LIBORレートは満期毎に分裂しデリバティブズ評価にも複数のLIBORレートが使い分けられるようにになった。これがいわゆるマルチカーブ評価問題である。そして2008年にはLIBORを公表していたパネル銀行の不正が発覚し、2017年7月にはLIBORの代替金利指標問題にまで議論が発展した。しかしながら、LIBORはそう簡単に代替できる短期金利指標なのであろうか?そこで本講演では、主としてLIBOR代替が及ぼす影響を、国際金融市場の歴史の背景知識および初心者にも理解できるデリバティブの入門知識を絡めつつ解説する。 |
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セミナー詳細 |
1.OTCデリバティブズ市場におけるLIBORの重要性 (1)国際金融市場の発展とLIBOR の誕生 (2)1980年代のOTCデリバティブズ市場 (3)サブプライム問題までのOTCデリバティブズ市場の展開 2.金融危機以降のOTCデリバティブズ評価手法の変化および金融監督機関の制度対応 (1)マルチカーブの常態化(ニューノーマル)と評価手法の変化 (2)金融監督機関の制度対応の経緯 3.各国の代替短期金利指標ソリューション(LIBORフォールバックス問題) (1)主要国での対応状況の現況 (2)我が国における対応 4.これから予期される諸問題 (1)金融商品(債券・ローン等)評価手法の改正 (2)金融商品評価システムの大幅改造問題 (3)おわりに 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
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お問い合わせ先 |
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