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金融庁新体制下での「コンプライアンス・リスク管理基本方針」の読み解き

~金融機関に求められる具体的なアクションとキーワード~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2018-09-07(金) 10:00~12:30
講師 専修大学商学部 准教授
元 三菱UFJフィナンシャル・グループ
コンプライアンス統括部長
渡邊 隆彦 氏

1986年東京大学工学部卒、92年MIT経営大学院修了 三菱UFJ銀行(現)にて金融制度改革、証券子会社戦略、シンジケートローン業務企画、IFRS移行プロジェクト等を担当後、三菱UFJフィナンシャル・グループ コンプライアンス統括部長、国際企画部部長を歴任 2013年4月より専修大学にて教鞭を執る 専門は国際金融、企業ガバナンス・コンプライアンス、金融規制・制度論、ファイナンス論、金融教育

概要 金融行政は大きな変革期を迎えている。金融庁はこの7月、長官が森信親氏から遠藤俊英氏に交代し、組織再編も実施されて「総合政策局」「企画市場局」「監督局」の新しい3局体制がスタートした。
6月29日に公表された「金融検査・監督の考え方と進め方(検査・監督基本方針)」は、金融行政の基本的な考え方を明確化し、新しい検査・監督のマクロな枠組みを提示する一方、ミクロ(個別)のテーマごとの具体的な考え方と進め方については、ディスカッション・ペーパーで別途示すこととしている。
このディスカッション・ペーパーの一つとして、金融庁は7月13日に「コンプライアンス・リスクに関する検査・監督の考え方と進め方(コンプライアンス・リスク管理基本方針)」(案)を公表し、パブリックコメント募集手続きに付した。
本セミナーでは、「コンプライアンス・リスク管理基本方針」(案)を読み解きながら、金融機関に求められる具体的な対応や重要なキーワードについて、わかりやすく解説する。本基本方針と多くのコンセプトが共通している「上場会社における不祥事予防のプリンシプル(日本取引所自主規制法人が3月30日に公表)」についても、適宜参照する。また、金融庁が最近公表した他のペーパーも概観することにより、金融庁の問題意識と金融行政の今後の方向性を探ってまいりたい。
セミナー詳細 1.変革期を迎えた金融行政
(1)金融庁の組織再編
(2)「金融検査・監督の考え方と進め方」の全体像
(3)今後の金融行政の方向性

2.「コンプライアンス・リスク管理基本方針」について
(1)ガバナンスに関する着眼点
(2)管理態勢に関する着眼点
(3)リソースやインフラに関する着眼点
(4)リスクベース・アプローチ
(5)幅広いリスクの捕捉・把握 ―コンダクト・リスク―

3.「上場会社における不祥事予防のプリンシプル」との共通点

4.「金融庁の問題意識」を探る
(1)コンプラリスク管理基本方針と「持続可能なビジネスモデル」の関係
(2)コンプラリスク管理基本方針と「マネロン・テロ資金供与対策ガイドライン」の関係
(3)地銀不祥事を受けた金融庁の対応
(4)その他(「顧客本位の業務運営」等)

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください

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