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公的年金における株式投資のあり方

~社会保障審議会年金資金運用分科会、投資顧問業界の研究会等の議論を踏まえて~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2003-03-24(月) 13:30~16:30
講師 横浜国立大学 
経営学部 教授 経済学博士
米澤 康博 氏

セミナー詳細 株式市場の低迷と相まって公的年金(厚生年金、国民年金)積立金の株式運用のあり方が話題に上り、また実際、社会保障審議会年金資金運用分科会、投資顧問業界の研究会等でも積極的に議論されている。そこでは、公的年金積立金の特性から株式運用の必要性を再検討したのち、デフレ下、低経済成長下での株式投資のあり方が議論されている。また、パッシブ運用の拡大は株価形成を歪めないかも問題とされている。前者に関しては、世界の株安現象を受けて、「現在、株式投資のリスク・プレミアムがどの程度か」のリスク・プレミアム問題がアカデミックな世界で議論され始めている。
このセミナーではこれらの諸問題を、分科会での議論、結論を紹介しながら、解説することにする。

講義詳細
1.年金積立金の株式投資再考
(1)基本ポートフォリオ
(2)運用成果

2.今後の株式投資のあり方
(1)これまでの想定リスク・プレミアム水準は正しかったか
(2)リスク・プレミアム推定の試論
(3)デフレ下の株式投資

3.パッシブ運用拡大は問題か
(1)パッシブ運用は株価を歪めるか
(2)TOPIXで良いか

4.マクロ金融市場から見た公的年金積立金株式運用の意義
(1)次善策としての公的年金積立金による株式運用
(2)幅広な株式投資対象の必要性

5.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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