銀行に求められる構造改革~新たな店舗戦略と結果の出る事務改革の進め方~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-05-24(木) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社 富士通総研 経済研究所 主席研究員 岡 宏 氏
1962年生まれ、島根県出身 86年慶應義塾大学商学部卒 地域金融機関を経て、98年株式会社富士通総研入社 銀行を中心とする金融機関向けコンサルに従事 専門は戦略(経営、チャネル、IT)、業務改革、新規ビジネス企画等、2017年より研究職 |
概要 |
「人口や企業数の減少で(地域金融機関の)店舗や従業員に過剰感」「経営効率化の観点から店舗配置の合理化や経営統合なども重要」。これは昨年12月に日銀の黒田総裁が行った講演での発言である。地域金融機関のみならず、銀行が取り組むべき喫緊のテーマは構造改革である。いま求められている構造改革は、単なる店舗統廃合や事務改革による効率化・省力化ではない。伝統的な顧客サービスのあり方の抜本的見直しを含む経営戦略の転換、伝統的銀行業務スタイルからの脱却であり、ビジネスモデルの転換を伴うものである。 本講座では、本当に結果の出る構造改革の取り組み方法について、具体的な調査手法や効率化施策、その成功/失敗事例、さらにはRPAやAIをはじめとするFinTechの活用可能性も交えて解説する。 |
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セミナー詳細 |
1.構造改革の必要性 (1)環境変化による銀行経営への影響 (2)構造改革に向けたメガバンクの取り組み (3)構造改革に迫られる地域金融機関 (4)いま取り組むべき構造改革の中身 2.なぜ銀行の構造改革は結果が出ないのか? (1)これまでの構造改革の問題点([1]事務改革への偏重、[2]事務改革で結果が出ない理由) (2)本来あるべき構造改革のアプローチ 3.銀行の伝統的事業・収益構造とその課題 (1)収益構造 (2)事業構造 (3)各種業務の課題と今後の取り組みの方向性 4.デジタル金融時代の顧客サービスのあり方 (1)銀行利用者の変化(アンケート結果に基づく考察) (2)商品・サービス戦略 (3)顧客サービスのあり方([1]日常的な金融サービス、[2]セールスのあり方ほか) (4)顧客戦略 (5)今後のビジネス体系 (6)FinTech企業などの新興勢力との差別化の必要性 5.チャネル戦略のあり方 (1)顧客チャネルの役割の整理 (2)オムニチャネルマーケティングの具体像 (3)店舗が果たす役割 (4)新たな店舗形態の取り組み (5)店舗が競争力に影響するか([1]店舗を増やすべきか減らすべきか、[2]店舗統廃合のあり方) 6.店舗における事務の実態把握の方法 (1)銀行の店舗事務には無駄が多い (2)事務実態をガラス張りにする調査手法 (3)事務量の活用 (4)調査結果の評価方法 (5)調査の意義 7.事務改革(BPR)の進め方 (1)事務改革のポイント (2)事務効率化の手法とその事例 (3)事務改革に向けた取り組み事例 8.新たな店舗のイメージ (1)新たな店舗のコンセプト (2)フロント機能の具体的イメージ (3)必要となる人員・スキル 9.新たな店舗づくりの状況とその事例 (1)コスト削減を目的とした取り組み(大手行、地域金融機関、海外金融機関) (2)稼ぐ力の強化を目的とした取り組み(大手行) (3)新たな店舗作りは構造改革に資するか?(コスト削減×稼ぐ力) 10.FinTechは構造改革の推進力となるか (1)FinTechで実現するサービスとその技術 (2)RPA・AIの活用による事務改革の可能性 (3)新たな決済サービス (4)データ活用によるビジネス機会発掘 (5)キャッシュレスによる現金取扱コストの削減 11.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
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