医薬品マーケットから見た日本の医薬品企業の展望と生き残るための条件 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-03-01(木) 13:30~16:30 |
講師 |
クレディ・スイス証券株式会社 株式調査部 ディレクター 酒井 文義 氏 アリゾナ州立大学財務学部を卒業後、英国の化学会社ICI(インペリアル・ケミカル・インダストリーズ・ジャパン)に入社し、5年間、日英で勤務 その後、山一證券経済研究所企業調査部、ソシエテ・ジェネラル証券調査部、2002年からドイツ証券株式調査部でほぼ一貫して医薬品セクター担当アナリストを務める 05年7月よりクレディスイスファーストボストン証券会社(現クレディ・スイス証券株式会社)入社 株式調査部ディレクター、シニアアナリストとして勤務 日本証券アナリスト協会検定会員、ディスクロージャー研究会医薬品専門部会委員 最近の著書に「よくわかる医薬品株」化学工業日報社、「医薬品業界2010年の衝撃」かんき出版などがある |
概要 |
新薬は知的集約産業の結晶です。医薬品業界は生命関連性の高さゆえに様々な困難と規制のなかで新薬の開発に注力しています。一方で誤解されやすいこともあります。高い価格(薬価)をつけて高収益を上げているのではないかという批判や、副作用問題などで世間を騒がしてしまうこともあります。新薬開発に失敗すると投入した多額の研究開発費を回収できなくなるため、株式市場からは手厳しい評価を受けます。 医薬品のユーザーは患者であり、患者は世界中にいます。ブロックバスターと呼ばれる大型新薬の開発に成功すれば、高いリターンを得ることが可能です。ただし新薬開発には10年近い年月と1,000億円以上の研究開発費がかかり、その成功確率は3万分の1とも5万分の1ともいわれています。医薬品は業績が安定的で知的集約的なデフェンシブな業界という印象とは異なり、実際はハイリスクハイリターンの産業です。 日本の医薬品業界は国内の薬価抜本改定による逆風に加えて、海外では欧米メガファーマやバイオベンチャーとの競合が激化しています。日本の医薬品企業の将来性と生き残るための条件などを医薬品業界をカバーする証券アナリストの視点で解説いたします。 |
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セミナー詳細 |
1.薬価制度の抜本改革で国内市場は停滞感が強まる (1)薬価改定の推移 (2)2018年度の薬価制度抜本改革を概観 (3)新薬創出加算の恒久化 (4)長期収載品と後発医薬品の相関図 2.事業再構築、事業ポートフォリオ見直しが不可避 (1)世界の医薬品市場 (2)イノベーションの評価 (3)疾病別/領域別の新薬開発の動向 (4)日本企業の戦略とポジショニング 3.2018年の株式市場で医薬品セクターがどのように評価されるか一考 (1)世界の株式市場―米国を中心に回る (2)日本の株式市場の注目点 (3)医薬品株への投資視点 4.米国市場への集中が高まる可能性大 (1)米国市場を目指す動きは強まる (2)米国を制すれば勝てる (3)米国医薬品市場の光と影 (4)日本企業の米国事業展開と戦略レビュー 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影・PCの使用等はご遠慮ください |
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