フィンテック・仮想通貨の課題、国内決済インフラの改革、銀行・金融機関の今後 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2018-03-09(金) 9:30~12:30 |
講師 |
帝京大学経済学部教授 慶應義塾大学経済学部非常勤講師 経済学博士 宿輪 純一 氏 いわずとしれた「決済の第一人者」 麻布高校・慶應義塾大学経済学部卒業後、1987年富士銀行入行 98年三和銀行に転職 2002年合併でUFJ銀行・UFJホールディングス等勤務、06年合併で三菱東京UFJ銀行 企画部経済調査室、決済事業部等勤務、15年退職、帝京大学に奉職 兼務で03年から東京大学大学院、早稲田大学等で教鞭 財務省・金融庁・経済産業省・外務省・全国銀行協会等の金融・決済関係委員会にも参加 著書に、これ一冊で内外ほぼすべての決済に対応できる“決済のバイブル”「決済インフラ入門」を始め、「決済システムのすべて(第3 版)」(共著)、「証券決済システムのすべて(第2 版)」(共著)、「金融が支える日本経済」(共著)以上、東洋経済新報社、「通貨経済学入門(第2版)」「アジア金融システムの経済学」以上、日本経済新聞社 ダイヤモンド・オンラインに「宿輪ゼミLIVE」を、現代ビジネス・オンラインに「経済・金融分析」、ハフィントンポストに「シネマ経済学」を連載中 文化放送「The News Masters TOKYO」火曜日午前7時~7時40分にレギュラー出演中 ボランティア公開講義「宿輪ゼミ」(12年目・会員1万2千人)代表 |
概要 |
当局が先導し「フィンテック(FinTech)」の銀行や国内決済インフラへの導入検討が進んでいるが、実証実験の域を出ていない。ブロックチェーン(分散台帳)技術をベースとしたビットコインなど仮想通貨は高騰を続けているが、仕組みの問題や課題も見えてきた。日本の国内決済インフラは世界最高水準であるが、さらに全銀システムの改革によって24時間365日決済が可能になり、また全銀EDIセンターの準備も進んでいる。携帯電話番号振込も準備が進んでいる。一方、電子記録債権の分野は順調に進展し、受注からファイナンスが可能になった。中国の各決済インフラも日本で使用が可能になってきている。 また、銀行など金融機関は、金融庁の「金融行政方針」に基づき経営改革を推進し、決済も含めた事務インフラも根本から改革する。さらにマネロン・脱税の防止の観点からも電子化が推進されている。 このような状況下、日本のフィンテックの状況と課題、銀行を始めとした決済インフラの改革、さらに銀行や金融機関の今後の姿を解説する。 |
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セミナー詳細 |
―『決済インフラ入門』を活用する― <新決済分野> 1.フィンテック(FinTech) (1)金融業務サービス(送金・融資) (2)付加価値サービス (3)仮想通貨 2.中国の決済インフラ (1)銀聯カード (2)アリペイ (3)ウィーチャットペイ 3.仮想通貨 (1)ビットコイン (2)高騰の理由 (3)仮想通貨登録業者(取引所) (4)事件と問題点 (5)ブロックチェーンの今後 (6)金融機関の対応 4.金融庁金融行政方針 (1)地銀改革と経営統合 (2)事務改革 (3)金融高度化 <基本決済分野と改革> 1.金融商品と決済インフラ (1)決済システム (2)中央銀行 2.現金系決済 (1)現金 (2)電子マネー (3)企業通貨(ポイント) (4)仮想通貨 (5)外国通貨 3.口座振替系決済 (1)口座振替 (2)ペイジ― (3)デビットカード (4)クレジットカード (5)SNS決済 4.銀行間決済(決済システム) (1)日銀ネット (2)全銀ネット (3)外為円決済システム (4)手形交換制度 (5)電子債権記録機関・TRANZAX 5.外国海外決済(決済システム) (1)米国 (2)欧州 (3)CLS銀行 (4)SWIFT(ハッキング事件) (5)中国 (6)香港 6.証券決済(決済システム) (1)日本 (2)米国 (3)欧州 7.進行中の決済インフラ改革 (1)365日24時間決済 (2)EDIシステム (3)証券決済期間の短縮化 (4)決済高度化計画 8.銀行・金融機関の今後の経営と事務 9.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
補足事項 | ※サブテキストとして、参加者全員に講師著『決済インフラ入門』を進呈いたします。 |
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