「フィンテック・仮想通貨」の現実的課題と 「決済インフラ改革」の更なる進展 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2017-11-17(金) 9:30~12:30 |
講師 |
帝京大学経済学部教授 慶應義塾大学経済学部非常勤講師 経済学博士 宿輪 純一 氏 いわずとしれた「決済の第一人者」 麻布高校・慶應義塾大学経済学部卒業後、87年富士銀行入行 98年三和銀行に転職 2002年合併でUFJ銀行・UFJホールディングス等勤務、06年合併で三菱東京UFJ銀行 企画部経済調査室、決済事業部等勤務、15年退職、帝京大学に奉職 兼務で03年から東京大学大学院、早稲田大学等で教鞭 財務省・金融庁・経済産業省・外務省・全国銀行協会等の金融・決済関係委員会にも参加 著書に、これ一冊で内外ほぼすべての決済に対応できる“決済のバイブル”「決済インフラ入門」を始め、「決済システムのすべて(第3版)」(共著)、「証券決済システムのすべて(第2 版)」(共著)、「金融が支える日本経済」(共著)以上、東洋経済新報社、「通貨経済学入門(第2版)」「アジア金融システムの経済学」以上、日本経済新聞社 ダイヤモンド・オンラインに「宿輪ゼミLIVE」を、ハフィントンポストに「シネマ経済学」を連載中 文化放送「The News Masters TOKYO」火曜日午前7時~7時40分にレギュラー出演中 ボランティア公開講義「宿輪ゼミ」代表 |
概要 | ITの進展を背景に、フィンテック(FinTech)や、その一部のビットコインなどの仮想通貨が進展している。しかし、様々な問題も発生している。特に仮想通貨にはシステム面も法律面も様々な事件が発生し、海外の当局は規制を始めた。仮想通貨を支えるブロックチェーンも金融機関が研究を重ねているが、実証実験の域を長年出ない。このように決済インフラとしてのフィンテック・仮想通貨の最新事情、問題点、そして将来像を解説する。さらに、様々な従来型の「決済インフラ」も日々改革されている。資金・証券・デリバティブなどの決済インフラをはじめ、決済慣行の改革も進行中である。決済システム改革では、日本では新日銀ネットが稼働し、今後の予定では、24時間365日決済の小口決済システムや新しい全銀システムも導入され、国債や証券などの証券決済期間が短縮化されるなど高度化が進行している。そもそも即時振込の全銀システムを始め、世界最高水準のレベルとなる。一方、金融庁や日本銀行は決済を巡る新しい法律「改正資金決済法」「改正銀行法」を施行し、金融機関の行政方針の転換も行い、今後、決済インフラ対応を含め金融機関の経営が大きく変わる。さらに、変わらない「決済の基本」を再確認し、官民を挙げて推進している「決済高度化」、そして、アジアへのリンクも含め、決済インフラの近未来の全体像も解説する。 |
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セミナー詳細 |
<新決済分野>~『決済インフラ入門』を活用する 1.FinTech(フィンテック) (1)金融業務サービス (2)付加価値サービス 2.仮想通貨 (1)ビットコイン (2)仮想通貨の事件と問題点 (3)仮想通貨の限界 (4)ブロックチェーンの今後 (5)金融機関の本当の対応 3.金融庁の行政方針転換 (1)地銀改革 (2)資産運用改革 (3)金融機関の将来 <基本決済分野と改革> 1.金融商品と決済インフラ (1)決済システム (2)中央銀行 2.現金系決済 (1)現金 (2)電子マネー (3)企業通貨(ポイント) (4)仮想通貨 (5)外国通貨 3.口座振替系決済 (1)口座振替 (2)ペイジ― (3)デビットカード (4)クレジットカード (5)SNS決済 4.銀行間決済(決済システム) (1)日銀ネット (2)全銀ネット (3)外為円決済システム (4)手形交換制度 (5)電子債権記録機関・TRANZAX 5.外国海外決済(決済システム) (1)米国 (2)欧州 (3)CLS銀行 (4)SWIFT(ハッキング事件) (5)中国 (6)香港 6.証券決済(決済システム) (1)日本 (2)米国 (3)欧州 7.今後の決済インフラ改革の流れ (1)モアタイムシステム (2)EDIシステム (3)証券決済期間の短縮化 (4)決済高度化計画 8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
補足事項 | ※ サブテキストとして、参加者全員に書籍『 決済インフラ入門 』を進呈します。 |
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