決済サービス入門~決済サービスの基礎知識からFinTechがもたらす最新動向まで~ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2017-05-26(金) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所
金融ITイノベーション事業本部 金融デジタル企画二部 上級コンサルタント 宮居 雅宣 氏 1990年JCB入社 新サービス企画や業務設計、セキュリティ対策や回収等の実務経験を基に99年にはFeliCaを大量発行しNFC対応方針を策定 2000年に業界代表者としてETCカードを実現するなど業界のIC化を牽引 05年NRI入社 電子マネーの立上げや新決済サービス実現支援など実務経験に基づくコンサルや実行支援に従事 「カード決済&セキュリティの強化書」「キャッシュレス革命2020」「月刊消費者信用」「電子決済ビジネス」「2015年の決済サービス」など執筆、講演多数 |
概要 |
FinTechで決済サービスに変革が起きており、中央省庁も決済業務高度化や金融制度改革に取組む。Apple PayやAndroid Payが日本でFeliCaに対応し、クレジットカードやSuica がスマホに搭載される中、電子マネーで最も利用件数の多いnanacoや最も利用金額の多いWAONの動向も気になる。決済サービスは利用環境整備が事業の成否を分けるほか、性善説に立てば容易に思えるスキームも、不正や未収、請求者責任や加盟店管理責任など後々ボディブローのように事業性に影響を及ぼす既存事業者のノウハウというべき注意事項が数多く潜む。 本講演は、カード会社で業界をリードしたセキュリティや新サービス開発の実務経験に基づき、今さら聞けない決済サービスの基礎知識から、華やかな話題に惑わされない新サービスの検討に必要な注意点や課題に至るまでを、最新動向の紹介・展望と共に解説する。実務経験により公開情報を正確に深く解釈して確認することで、全ての説明に根拠を備えた、決済サービスに本当に詳しくなる講座である。 |
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セミナー詳細 |
1.クレジットカードにみる国際ブランド決済カードの仕組みと特徴 (1)Visa, Mastercardが世界で使える背景と日本では分かり難いブランド会社の本業 (2)JCB, AMEX, Diners Club, DiscoverとVisa, Mastercardとのスキームの違い (3)クレジットカードの仕組みとビジネスモデル(データの流れやお金の流れなど) (4)銀聯が中国の全カードに表示される理由と仕組み、Alipay WalletやWe Chat Paymentとの違いと爆買い終焉の背景 (5)改正割販法とIC化(国際規格、PIN対応、世界の非接触IC化、銀聯の非接触IC決済”Quick Pass”がやってくる!?) 2.デビットカードの仕組みと特徴 (1)J-Debit, ブランドデビット、銀聯デビットカードの概略と仕組み (2)デビットカードの「キャッシュアウト」サービスの仕組みと課題(海外事情、国内市場動向、展望など) 3.プリペイドカード、日本の電子マネー、送金サービス (1)LINE Pay, au Wallet, ドコモ口座、Softbankカード、トラベルカード、GPRなどブランドプリペイド (2)IC型電子マネー(Suica, nanaco, WAON, 楽天Edy)と非接触IC決済(QUICPay, iD)の特徴、課題と展望 (3)ギフトカード、POSAカード、ハウスプリペイドカードなどその他のプリペイドカード (4)銀行送金が遅くて高い背景と送金サービス(SWIFT, PayPal, LINE送金、Facebook送金、SBIリップル、TransferWiseなど) 4.Apple Pay, Android Pay, Samsung Payの仕組みと○○Payの展望 (1)Apple PayやAndroid Payが準拠する国際規格と技術(TypeA/BとFeliCa, NFC, トークンID, TSP, TSM, HCEなど) (2)海外版Apple Payと日本版Apple Payの違い、課題と展望(日本版のTypeA/B対応、nanaco, WAON搭載の行方など) (3)海外版Android Payと日本版Android Payの違い、課題と展望(日本版のTypeA/B対応、nanaco, WAON搭載の行方など) (4)Samsung Pay, bPay, Walmart Pay, amazon cash, Orange cash, 楽天Pay, Origami Pay, はまPayなど、○○Payの動向と展望 5.FinTech・新たな決済サービスの動向と注意点、キャッシュレス社会の展望 (1)米国FinTech失速の背景とアジアFinTechの盛況、欧州PSD2動向 (2)新たな決済サービスの動向と注意点(生体認証、ID連携、オープンAPI, 仮想通貨、技術・セキュリティの課題など) (3)2020年東京オリンピックとキャッシュレス社会実現像 (4)新サービス開発以外でも有用なFinTech(Robotics, AI, Machine Learning, オムニチャネルの次なる展開など) 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
補足事項 |
※残席2 ※著作権等の関係上、一部印刷できないページがございますので、ご了承ください。 ※ご同業の方からのお申し込みはお断りさせて頂く場合がございますので、ご了承ください。 |
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