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本格化するアマゾンの金融事業戦略

~独自の経済圏構築を支える基盤拡大~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2017-04-20(木) 9:30~12:30
講師 経営企画研究所
代表
丹羽 哲夫 氏

1971年関西大学法学部卒 長銀総合研究所 主席研究員を経て現在経営企画研究所代表 建設省、通産省の委員会委員歴任 著書として「図解でわかるMBO」、「持株会社がわかる本」、「経営計画の立て方・つくり方」、「経営企画部」など多数 専門分野は戦略経営・新事業開発・流通革新

概要 アマゾンは、EC(電子商店街)発で巨大な経済圏の形成を世界的に目指している。必然的に、EC事業を中核にして、様々な事業を展開し、その多角化動向は極めて顕著である。しかし、アジアにおいて思わぬライバルと伏兵に遭遇している。しかも、アマゾンとして手薄な金融事業において、ライバルと伏兵はネット総合金融戦略を展開している。躍進するライバル(アリババグループ)と伏兵(楽天グループ)との金融戦略の相違を明確にし、アマゾンの金融戦略の実像をアメリカと日本で確認する。相互に影響し合う競争戦略の性質を踏まえ、アマゾンの今後の日本における金融戦略展開も予測する。展開金融事業の競争力と他の金融業態への後発参入戦略の分析を通じて各金融業態への影響を推測し、今後の戦略に取り入れられる内容である。
セミナー詳細 1.世界NO1流通企業ウォルマートを脅かすアマゾン
(1)流通大国の巨人ウォルマート
(2)各流通業態で群雄割拠する大企業
(3)大企業を脅かすアマゾンとその急成長
(4)単なるネットとリアルの競争を超える
(5)顧客の購買行動を変える

2.EC発で多角化を推進し、巨大な経済圏を築いている
(1)出発点は本のネット販売
(2)巨大な総合百貨業態に変貌
(3)流通プロセスを機能別に分けて事業を多角化
(4)クラウド・コンピューティングの最大手にも
(5)見通せないメガ競争の結果

3.思わぬライバルと伏兵の台頭
(1)メガ競争は世界に広がり、思わぬ事態に直面
(2)中国発の巨人アリババ・グループの急展開
(3)日本の伏兵楽天グループに苦戦
(4)ビジネスモデルも戦略発想も異なる
(5)見えてきた多面的競争との関係

4.ライバルと伏兵は総合金融戦略で先を行く
(1)大きく異なる戦略発想の違い
(2)典型的な総合金融戦略の採用
(3)世界戦略で金融戦略を先行させるアリババ・グループ
(4)異なるビジネスモデルで日本NO1の楽天グループ
(5)中核EC事業と緊密な関係を作り出している現実
(6)アマゾンとのギャップ大

5.アマゾンの金融事業戦略は試行錯誤の段階
(1)アメリカでの各種実験
(2)成功と失敗の積み重ね
(3)日本への適用事業も相次ぐ
(4)体系的な戦略か
(5)ライバルの金融事業も対日進出

6.経済圏の世界拡大に欠かせない金融事業戦略
(1)決済基盤が不可欠なEC事業
(2)競争に欠かせない金融事業のメリット
(3)求められる顧客の購買力強化
(4)既存の金融機関では対応力不足
(5)自前で金融事業を展開するメリット大

7.今後のアマゾンの金融事業戦略の予測 (A)銀行関連
(1)広範囲の決済事業進出
(2)アリババと楽天との違い
(3)クレジット会社への影響
(4)スマホ決済業者への影響
(5)銀行業態への進出
(6)日本の銀行に対する影響

8.今後のアマゾンの金融事業戦略の予測 (B)証券関連
(1)証券業態への参入
(2)独自のアプローチ
(3)アリババと楽天との違い
(4)日本の証券会社に対する影響

9.今後のアマゾンの金融事業戦略の予測 (C)保険関連
(1)保険への取り組み
(2)アリババと楽天との違い
(3)日本の保険会社への影響

10.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください

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