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決済業務の高度化、FinTechと決済の最新動向と未来像

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2017-02-24(金) 9:30~12:30
講師 帝京大学経済学部教授
慶應義塾大学経済学部非常勤講師
経済学博士
宿輪 純一 氏

いわずとしれた「決済の第一人者」 三菱東京UFJ 銀行(決済業務部)を2015年3月に退職し、大学に奉職 代表的な著書に「決済インフラ入門」、「決済システムのすべて(第3 版)」(共著)、「証券決済システムのすべて(第2 版)」(共著)、「金融が支える日本経済」(慶應義塾大学櫻川昌哉教授と共著)以上、東洋経済新報社 「通貨経済学入門(第2版)」「アジア金融システムの経済学」以上 日本経済新聞社ダイヤモンド・オンラインに「宿輪ゼミLIVE」を、ハフィントンポストに「シネマ経済学」を連載中 ボランティア公開講義「宿輪ゼミ」代表

概要 日本では「決済高度化」が官民を挙げて進行中である。それは日本の金融面のインフラ投資ともいえるものである。さらに、資金でも、証券でも、大規模な決済システムや決済慣行の改革も進行中である。このような動きは、金融機関の経営に影響が極めて大きいものである。
一方、FinTechや仮想通貨が注目を集めたが、その成長の方向性や将来も見えてきた。
決済システム改革では、具体的には、日本では新日銀ネットが稼働し、今後の予定では、24時間365日決済の決済小口決済システムが導入され、証券決済機関が短縮化されるなど、決済インフラ改革による高度化が進行している。
ここでは、まず、変わらない「決済の基本」を確認し、官民を挙げて推進している「決済高度化」、現在の「決済インフラ」とその改革の方向性、FinTechのクリアすべき課題やそれぞれのサービスの将来性を検討する。さらに、決済インフラのアジアへのリンク、金融機関のリスク管理の在り方も検討する。また「クレジットカード」や「保険」の決済も解説する。
セミナー詳細 1.「決済」の基本

2.日本の官民挙げての「決済高度化」

3.日本の「資金・証券の決済インフラ」とその改革
(1)新日銀ネットの全面稼働・稼働時間拡大
(2)国債・株式の決済期間の短縮
(3)全銀システムの稼動時間拡大(24時間365日決済)
(4)金融EDIの実現

4.「アジア決済インフラ」へのリンク計画
~アジアにおけるCSD-RTGSリンクの構築

5.「FMI原則 (※)」による決済インフラ(金融機関)の強化
~決済インフラと金融機関の安全性、効率性向上の取組み
  (※) 「金融市場インフラのための原則」

6.決済を巡る新しい法律「改正資金決済法」「改正銀行法」
(1)改正資金決済法:仮想通貨は財産的価値、取引所に登録制
(2)改正銀行法:IT子会社の設立

7.「FinTech」「仮想通貨」の現状、課題と将来
(1)「FinTech」の構成
(2)金融サービスの課題と将来
(3)付加価値サービスの課題と将来
(4)「仮想通貨」の課題と将来
  (参考)『決済インフラ入門』東洋経済新報社

8.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください
補足事項 ※ サブテキストとして、参加者全員に書籍『 決済インフラ入門 』を進呈します。 

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