船舶ファイナンスの実務 |
受講区分 | 会場 |
---|---|
開催日時 | 2017-03-07(火) 13:30~16:30 |
講師 |
クリフォードチャンス法律事務所外国法共同事業 鈴木 秀彦 弁護士 パートナー 大久保 裕史 弁護士 シニアアソシエイト
【鈴木 秀彦 弁護士】 |
概要 |
船舶ファイナンスは、船舶の調達・運用のために不可欠となる取引であり、わが国でも海外でも造船・海運を支える金融の重要性は古くから広く認められているところです。2013年から円高が是正されたことと日本の造船業への信頼から日本建造の船舶の海外輸出が伸びていましたが、最近の海運不況のあおりをうけて新規受注は減少してしまいました。造船の受注が回復するのは2018年頃とも言われていますが、日本の受注が回復するためにはファイナンスが重要な役割を果たすことになります。また、原油価格変動の影響を受けるとは言え、掘削リグ、ドリル船、FPSOといった海洋資源開発プロジェクトのためのいわゆるオフショアアセットやサポート船を対象とするファイナンス案件の重要性に変わりはありません。とは言え、船舶ファイナンスは船舶を対象とするがゆえに特有のリスクや取引慣行が伴うこともあり、取組みにあたっては取引にかかわる幅広い専門的知識を備えることが必要となってきます。とりわけ、外航船を対象とするファイナンス取引はクロスボーダーの国際取引となり、主に英国法を準拠法とするローン契約等のドキュメンテーションの理解とクロスボーダーのファイナンス取引の経験が重要となります。 本講演では、船舶を対象とするファイナンス取引の基本的な知識やスキームを解説するほか船舶ファイナンスにおける契約実務上の論点を幅広くカバーします。船舶ファイナンスに関する業務に新たに携わる方、新入社員の方、実務経験はあるものの知識を理論面から再確認したい方などにも適した内容となっております。 |
---|---|
セミナー詳細 |
1.船舶ファイナンスをとりまくマーケットの概観 ~対象船舶・主要なプレーヤー・マーケット概観・オフショアプロジェクト etc. 2.船舶ファイナンス取引の基礎 ・船舶ファイナンス取引の概観・船籍と便宜置籍国・主なファイナンス形態 ・主な案件ストラクチャー ・ECAによるサポート・ECA案件の概要 ・船舶のチャーター(傭船)とその契約実務 ・日本型オペレーティングリース案件(JOL・JOLCO) 3.船舶ファイナンスにおけるローン契約 ・ローン契約のドキュメンテーション ・船舶ファイナンスにおけるリスクとそれに対する契約実務上の対処 ・ローン契約における主要な各種条項 etc. 4.船舶ファイナンスにおける担保 ・船舶抵当権(Mortgage) ・その他の主要な担保(保険請求権や傭船契約上の権利の譲渡担保(SecurityAssignment)預金口座担保(Account Charge)etc.) ・プレデリバリーファイナンスにおける担保 5.船舶ファイナンスにおけるレンダーの権利実行 ・権利実行(enforcement)において考慮すべき点・Mortgageの実行、倒産法上の問題点 etc. 6.質疑応答 ※録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください。 ※講演における説明の順序は一部前後する場合がございます。 |
補足事項 | ※ご同業の方からのお申し込みはお断りさせて頂く場合がございますので、ご了承ください。 |
カテゴリ | |
---|---|
関連キーワード |
お問い合わせ先 |
株式会社セミナーインフォ TEL : 03-3239-6544 E-mail : seminar-operation@seminar-info.jp お問い合わせフォーム 申込規約・全額返金保証の規約 |
---|
該当データはありません。