FinTech・決済サービスの盲点と重要ポイント |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2017-02-09(木) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社野村総合研究所
金融ソリューション事業二部 上級コンサルタント 宮居 雅宣 氏 1990年JCB入社 新事業企画や業務企画、セキュリティや回収等の実務に従事 99年にはテーマパークで日本初のFeliCa一般向け大量発行を行い 非接触IC対応方針を策定 2000年にはカード業界代表者としてETCカードを実現するなど業界のIC化を牽引 05年NRI入社 電子マネー事業の立上げや新決済サービス実現支援など実務経験に基づくコンサルや実行支援に従事 「子カード方式」「デュアルインターフェイスカード」などを造語「キャッシュレス革命2020」「月刊消費者信用」など執筆、講演多数 |
概要 |
FinTechで決済サービスに注目が集まる中、日本にもApple Payが上陸、日本で普及するFeliCaに対応しました。しかし「Apple Pay取扱店」と表示されたお店で訪日外国人のApple Payが使えないなど混乱を来たしています。他にも様々に新たな○○Payが登場していますが、何がどう違うのでしょう。クレジットカードの会員規約に「カードは貸与。他人にカード情報を使用させてはいけない。」と明記されているのに、なぜカード番号を登録して決済できるのでしょう。 本講演は、華やかな情報が溢れるFinTechと話題の決済サービスについて、実務経験に照らした解釈で仕組みを紐解き、根拠を以って氾濫する誤情報を正すと共に、対応する上での注意点や重要なポイントをご説明します。 |
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セミナー詳細 |
1.世界中で使える決済サービスを支える国際規格の正しい理解 (1)決済サービスの国際規格と国際標準(NFC,EMV,トークン規格、Visa/MasterCard/銀聯はネットワーク会社) (2)クレジットカード、ブランドデビット、ブランドプリペの仕組みとビジネスモデル (3)国際ブランド決済カードにみる決済のリスクとセキュリティ(訪日外国人が買い物を躊躇する背景など) 2.リアルとバーチャルの壁を越えたモバイル決済 (1)カード番号を紐づけて決済するサービスの立て付けと盲点(Amazon Payments, PayPalとApple Payの違い) (2)国際ブランドカード活用事例と課題(Facebook送金, LINE Payカード, au Wallet, ドコモ口座など) (3)外国人観光客が自国で日常利用するカードで乗車できるIC乗車券と日本の課題(ロンドン交通局ほか) 3.日本独自の決済サービスが「ガラパゴス」と呼ばれる実態 (1)訪日外国人が日本のATMを使えない理由と海外カード対応、偽造カード被害の実像と対策 (2)電子マネー、非接触IC決済とおサイフケータイの仕組み(Suica, QUICPay, iD, nanaco, WAON, 楽天Edy) 4.Apple Payの仕組み、課題と展望、Android Pay, Samsung Payの出方、○○Pay動向 (1)日本版Apple Payと海外版Apple Payの違い、課題と展望(nanaco, WAON対応、他乗車券対応、Appleの誤算) (2)AndroidおサイフケータイとAndroid PayのFeliCa対応の違い、Samsung Payの仕組みと課題 (3)○○Payの動向と課題(Chase Pay, bPay, Orange Cash, Walmart Pay,楽天Pay, Origami Pay, はまPayなど) 5.中国アップルペイはアリペイ/ウィチャットペイに負けたというのは本当か? (1)中国の決済スキームの仕組みと特徴(銀行カード、銀聯、PBOC規格、Quick Passの日本上陸など) (2)アリペイ、ウィチャットペイ、クイックパスの仕組みと注意点、実態と展望 6.FinTech・新決済サービスの注意点と新技術活用 (1)FinTech投資額頭打ちの背景と中国アジア地域の盛況(米国に広がる幻滅、中国の生体認証活用事例など) (2)新たな決済サービス検討時の注意点(技術の見極め、セキュリティの課題など) (3)BitCoinの脆弱性、ブロックチェーンの課題、銀行送金(SWIFT)やネットバンク不正使用の誤解と展望 (4)新サービス開発以外でも有用なFinTech(Robotics, AI, Machine Learning,オムニチャネルの次なる展開など) 7.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
補足事項 |
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