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ヒューマンエラー防止のための金融機関のシステム障害分析

~事例に学ぶ対策の立案と評価~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2017-02-13(月) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
シニアマネジャー
田宮 秀樹 氏

政府系金融機関勤務後、大手監査法人を経て、監査法人トーマツ入社 金融機関のリスク管理高度化に対するアドバイス及び内部監査支援を実施している 外部委託先管理に関しては、大手保険会社、大手クレジットカード会社、電子債権記録機関等に管理態勢構築支援を経験 また、大手金融機関向けにシステムリスク管理高度化支援や内部監査態勢の外部評価業務を実施 主な著作は「内部不正の発生傾向と危機管理」(金融ジャーナル、2011年9月号) 「銀行員の内部犯罪を防ぐ」(金融ジャーナル、2013年12月号) 「個人情報保護法改正が外部委託先管理に与える影響」(financial regulation 2014冬号)公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、システム監査技術者、公認情報セキュリティマネージャー(CISM)、内部統制評価指導士(CCSA)

概要 最近、金融機関におけるシステム障害が相次いでいます。その背景には金融サービスの高度化に伴うシステムの複雑化や、外部委託や共同化センターの利用が進み、システム全体を正確に理解できる人材が不足していることが考えられます。一方、公開された障害の原因には異例処理の際に発生した人為的なミスも多く見られ、リスク管理の観点からは改善の余地があるとの声も聞かれます。本セミナーでは、金融機関のシステム障害事例を基に、ヒューマンエラーの観点からの原因分析の手順を検討します。分析の過程では、製造業、医療業界等、他業界での分析と対策の検討事例を参考に、金融機関に取り入れられる対策立案の観点から検討します。また、避けられないシステム障害に備えたリスクシナリオ立案や訓練の留意点についてもご紹介します。
セミナー詳細 1.金融機関のシステム障害管理態勢
(1)金融機関のシステムリスク管理体制・役割
(2)最近のシステム障害の特徴
(3)金融機関のシステム障害事例と原因・対策
(4)障害の原因と考えられるシステム環境の変化

2.システム障害時の原因分析手順
(1)システム障害時の一般的な分析手順
(2)暫定対応と恒久対応の観点の相違点
(3)障害情報の一元管理の必要性
(4)障害情報のマクロ的分析観点

3.他業界に学ぶヒューマンエラー対策の整理
(1)なぜなぜ分析等、よく利用されるヒューマンエラー分析手法
(2)分析手法ごとの長所・短所
(3)他業界におけるヒューマンエラー対策事例
(4)対策立案観点の金融機関への応用

4.未然防止に向けた分析結果の活用
(1)実施済の対策の評価
(2)システム障害リスクシナリオの設定
(3)システム障害BCPの策定と訓練
(4)障害管理PDCAサイクルの改善

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください

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