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決済の基本と決済インフラ改革、そしてFinTech

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2016-09-09(金) 13:30~16:30
講師 帝京大学経済学部教授
慶應義塾大学経済学部非常勤講師
経済学博士
宿輪 純一 氏

いわずとしれた「決済の第一人者」。三菱東京UFJ銀行(決済業務部)を2015年3月に退職し、大学に奉職。代表的な著書に「決済インフラ入門」、「決済システムのすべて(第3版)」(共著)、「証券決済システムのすべて(第2版)」(共著)、「金融が支える日本経済」(慶應義塾大学櫻川昌哉教授と共著)以上、東洋経済新報社。「通貨経済学入門(第2 版)」「アジア金融システムの経済学」以上、日本経済新聞社。ダイヤモンド・オンラインに「宿輪ゼミLIVE」を、ハフィントンポストに「シネマ経済学」を連載中。ボランティア公開講義「宿輪ゼミ」代表。

概要 FinTechという用語が登場し注目を集め、日本でも実証実験は活発に行われているものの、ビジネスとしての存在感は薄い。Bitcoinなどの仮想通貨も、日本では法律によって財産的価値と定義され、明確に貨幣(通貨)ではないことが確認された。モノとして売買には消費税もかかる。コンプライアンスも対応が急務である。
また、Fintechの多くは「決済」サービスであり、現在の「決済インフラ」や金融業務の関係が重要になってくる。つまり、Fintechを現在の「金融」がどれだけ包摂できるかという問題である。
さらに、日本においては、新日銀ネットが稼働し、今後の予定では、24時間365時間決済の決済小口決済システムが導入され、証券決済期間が短縮化されるなど、決済インフラ改革による高度化が進行している。
ここでは、まず、変わらない「決済の基本」を確認し、現在の「決済インフラ」とその改革の方向性、Fintechのクリアすべき課題やそれぞれのサービスの将来性を検討する。さらに、決済インフラのアジアへのリンク、金融機関のリスク管理の在り方も検討する。
セミナー詳細 1.「決済」の基本

2.日本の「資金・証券の決済インフラ」とその改革
(1)新日銀ネットの全面稼働・稼働時間拡大
(2)国債・株式の決済期間の短縮
(3)全銀システムの稼動時間拡大(24時間365日決済)
(4)金融EDIの実現

3.「アジア決済インフラ」へのリンク計画
 ~アジアにおけるCSD-RTGSリンクの構築

4.「FMI原則 (※)」による決済インフラ(金融機関)の強化
 ~決済インフラと金融機関の安全性、効率性向上の取組み
  (※) 「金融市場インフラのための原則」

5.決済を巡る新しい法律「改正資金決済法」「改正銀行法」
(1)改正資金決済法:仮想通貨は財産的価値、取引所に登録制
(2)改正銀行法:IT子会社の設立

6.「FinTech」「仮想通貨」の現状、課題と将来
(1)「Fintech」の構成
(2)金融サービスの課題と将来
(3)付加価値サービスの課題と将来
(4)「仮想通貨」の課題と将来
  (参考)『決済インフラ入門』東洋経済新報社

7.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください
補足事項 ※ サブテキストとして、参加者全員に書籍『 決済インフラ入門 』を進呈します。 
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