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バーゼルIIIやTLACなど最近の金融規制改革の注目点

~銀行ビジネスへの影響が大きい項目を中心に~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2016-08-05(金) 13:30~16:30
講師
みずほ総合研究所株式会社 金融調査部 主任研究員 佐原 雄次郎 氏
みずほ総合研究所株式会社
金融調査部 主任研究員
佐原 雄次郎 氏

一橋大学経済学部卒業後、みずほ銀行に入社し、中小企業営業、不動産ファイナンス業務を担当 2012年からみずほ総合研究所に出向し、日本の金融税制に関する調査を担当した後、現在は、国際的な金融規制改革に関する調査やリポートの執筆等に従事共著に『経済がわかる論点50 2016』(みずほ総合研究所編、東洋経済新報社、2015年11月)がある 公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員

概要 リーマンショックから7年以上が経過しましたが、バーゼルIIIをはじめとする金融危機後の国際的な金融規制改革はいまだに完了しておらず、バーゼル委員会等において検討作業が継続しています。こうした改革は、欧米大手銀行のトレーディング業務・海外業務の縮小や、大手資産運用会社の運用資産の増大など、近年の金融セクターの変化に大きな影響を与えており、今後の銀行ビジネスや金融市場を見通す上で、改革の全体像やトレンドを押さえておくことの意義は大きいと考えます。しかし、この長年に及ぶ改革は、複雑・多岐にわたっている上、欧米では国際基準よりも厳しい規制や独自の規制を導入する動きもあり、全体を把握することは容易ではありません。そこで本セミナーでは、広範にわたる金融危機後の規制改革を整理し、各規制の目的や内容を確認した上で、最近の動向や今後の見通し、銀行ビジネス・金融市場への影響を解説します。
セミナー詳細 1.改革の背景と検討の枠組み

2.バーゼルIII
(1)自己資本比率の強化
(2)レバレッジ比率の導入
(3)流動性規制の導入

3.最近のバーゼル規制の見直し
(1)銀行勘定の金利リスクに係る基準の見直し
(2)リスクアセット計測の過度なばらつきの削減
(3)大口エクスポージャー規制の強化
(4)ソブリンリスクの規制上の取り扱いの見直し

4.その他の国際的な金融規制改革
(1)SIFIs(システム上重要な金融機関)の指定
(2)金融機関の実効的な破綻処理の枠組みの主要な特性
(3)TLAC(大規模で複雑な銀行による破綻時に備えた損失吸収力の確保)
(4)店頭デリバティブ市場改革
(5)シャドーバンキング規制

5.欧米における金融規制改革
(1)米国の取り組み
(2)EU・英国の取り組み

6.銀行ビジネス・金融市場への影響
(1)各国大手銀行の各種健全性規制の達成状況
(2)銀行ビジネスの変化
(3)金融市場の変化

7.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください

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