3時間で学ぶ不動産分析の基礎 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2016-06-10(金) 13:30~16:30 |
講師 |
ディー・ディー・マイスター株式会社 専任不動産鑑定士 小野 兵太郎 氏 1968年福岡県生まれ 早稲田大学法学部卒業後、日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)審査部鑑定室、債権流動化室を経て、現職へ 不良債権の評価、事業再生における不動産評価、震災復興後における融資担保の評価業務を中心に、現在は企業保有資産の評価などを主として実施ゴルフ場や日本旅館などの収益評価を一早くから提唱したことで知られている 近著には「不動産担保実務」(金融財政事情研究会)があるほか、FP向け不動産相談、不動産業、アパートローンなどに関する刊行物なども執筆している |
概要 |
不動産価格は都市部を中心として上昇局面にあり、平成28年に入ってからの日銀によるマイナス金利政策でよりフォローの風が吹いているとも言われています。加えて東京オリンピックの開催やインバウンド強化策もあり、投資意欲は高く不動産市場は華やかに見えます。一方で将来における値下がりリスクを唱える声も強く出てきており、急激な利回り低下、地価上昇、建築費上昇の反動が来る可能性も否定できません。不動産投資判断や融資の担保審査においては、鑑定評価書やエンジニアリングレポート、不動産業者による事業計画書の提出もあり、不動産知識がそれほど深くなくても、かつてに比べ容易に行うことができるようにも見えます。ただ、積極貸出しを支持してきた金融行政の対応にも変化が出てきており、リスク分析や将来予測を含め精緻な分析が要請されることが想定されます。 本セミナーでは、改めて不動産に関する基礎知識をまとめ、過去の行政による指導内容なども踏まえた上で、わかりやすくそのポイントを解説するものです。金融関係者の皆様のみならず、法務関係の皆様などにもわかりやすく、実務的な視点での注意点を解説します。 |
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セミナー詳細 |
1.不動産を見るうえでの基礎知識 (1)土地についての基本的事項 (a)市街化区域、市街化調整化区域(市街化調整区域における土地活用の可能性)の違い、用途地域における注意事項 (b)地盤リスク、土壌汚染リスク、埋蔵文化財リスクをどのようにとらえるか (c)地域の衰退・発展、維持のための戦略(商業地域、ニュータウンを例として) (2)建物についての基本的事項 (a)建物の敷地としての要件、建物の構造、基礎・杭について (b)建築における法的なチェック事項(違法物件を見抜く方法とは) (c)建物の耐用年数と使用年限についての考え方~大規模修繕の重要性~ (d)耐震性能とこの向上策、制震、免震についての基礎知識 (e)環境面から見た建物の注意点 2.不動産の経済価値を見るうえでの基礎知識(過去の分析を含め) (1)バブル崩壊、リーマンショックと現状の不動産市況との違いを考える (2)不動産の収益分析における留意点 (a)テナント明細の分析、投資利回りをどのように考えるか(リスクプレミアム) (b)金融検査におけるチェックポイントからみた注意点(過去及び現在) (c)いわゆる「サブリース方式」における留意点 (d)特殊な不動産における評価の考え方の基本 (3)不動産鑑定評価書を見るうえでの留意点 3.質疑応答※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
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