航空機ファイナンスの実務≪基礎~実践≫ |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2016-05-11(水) 13:30~16:30 |
講師 |
クリフォードチャンス法律事務所外国法共同事業 鈴木 秀彦 弁護士 パートナー 福永 周介 弁護士 シニアアソシエイト
【鈴木 秀彦 弁護士】 |
概要 |
航空産業のさらなる市場成長を睨み、航空機の調達に関連するリース取引・ファイナンス取引への取組みは、金融機関、リース会社、商社などを中心に引き続き高い関心を集めており、これまで取り組みが少なかった又は全くなかった企業でも取組意欲が高まっているようです。最近話題の三菱リージョナルジェットの開発もこの流れを加速させているといえるでしょう。しかしながら、航空機を対象とする取引は、ほぼ必ず取引当事者の所在地や関連する法令が多数の国にまたがるクロスボーダーの国際取引となり、かつ、経験あるプレーヤーを中心とする業界において発達してきた特有で複雑な取引ストラクチャーが利用されることが多いため、法的な面での理解・検討を要する点が少なくありません。そのため、案件への取組みに際しては、関連する海外の法制度を含め、取引にかかわる幅広い専門的知識が必要とされます。また、スカイマークの例をみても明らかなようにエアラインの倒産リスクについても無視することはできず、リース取引等の法的な取扱いの理解は一層重要性を増しているといえます。 本講演では航空機を対象とするリース取引・ファイナンス取引の基本的な知識・スキーム・法的な留意点を解説するほか、いわゆるJOL取引・EETCといった実践的な取引類型の本質や、契約書上のポイント、いわゆるケープタウン条約による国際的担保権の有用性、航空機のリポゼッションなど実務上の論点を幅広くカバーいたします。新たに航空機リースや航空機ファイナンスに関する業務に携わる方はもちろん、実務経験はあるものの知識を理論面から再確認したい方などにも適した内容となっております。 |
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セミナー詳細 |
1.航空機ファイナンスの目的・種類 ・航空機ファイナンス取引について ・航空機リース取引の種類、取引当事者の意図、他の取引類型との比較 2.航空機リースの実践的なスキームの解説 ・日本型オペレーティングリース(JOL/JOLCO) ・海外レッサーから国内レッシーへのオペレーティングリース ・ECA(Export Credit Agency)保証付ファイナンス案件 ・いわゆるEETC、航空機リースの証券化スキーム 3.航空機ファイナンス取引における航空機リース契約およびローン契約 ・リース契約の主要な条項の概要と留意点についての解説 ・ローン契約の主要な条項の概要と留意点についての解説 4.航空機ファイナンス取引における担保・ケープタウン条約の実務 ・典型的な担保(Mortgage,Lease Assignment,Insurance Assignment etc) ・ケープタウン条約に基づく国際的担保権およびその登録の実務 5.エアラインの倒産事例および航空機のリポゼッション ・エアラインの倒産と債権者の対応 - スカイマークの破綻事例など ・レッサーまたは担保権者による航空機のリポゼッション 6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください。 ※ 講演における説明の順序は一部前後する場合がございます。 |
補足事項 | ※ご同業の方からのお申し込みはお断りさせて頂く場合がございますので、ご了承ください。 |
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