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FinTechに関連する法的規制の整理と法改正の動向

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受講区分 会場
開催日時 2016-05-27(金) 13:30~16:30
講師 リンクパートナーズ法律事務所
一般社団法人FinTech協会 監事
藤武 寛之 弁護士

1996年大手クレジットカード会社株式会社ジェーシービー入社 イシュイング業務、アクワイアリング業務、ブランド業務、国際営業等10年以上の実務経験を経た後、弁護士に転身 クレジットカード、資金移動業などあらゆる決済・送金サービスを中心とした金融関連業務の法的支援を手掛ける 2015年より一般社団法人FinTech協会監事に就任 「カード会社の社員が知っておきたいクレジットカードに関する法律知識」等の連載執筆や「ビットコインの仕組みとその法的課題」などFinTech領域における講演も多い

概要 FinTechの領域においては、金融審議会の下で「決済業務等の高度化に関するワーキング・グループ」及び「金融グループを巡る制度のあり方に関するワーキング・グループ」の2つの報告が取りまとめられ、経済産業省においても「FinTech研究会」が開催される中で、様々な課題提起がなされている。そのような中、各金融機関とFinTechベンチャーの競業の動きが進むなど、企業側の動きも益々加速する状況にある。しかしながら、企業にとって、FinTech拡大の動きに対する戦略の策定は、新しいサービス・技術の理解、グローバル化の進展、個人・企業の行動様式の変化等の環境変化を踏まえてなされる必要があり、決して容易な作業ではない。加えて、国内における金融に関する法規制の複雑さや諸外国との規制の差異も、戦略策定における困難さの一つの要因になっていると考えられる。そこで、本講演においては、国内における金融に関する規制法の整理を行い、FinTech領域の各分野における法規制の課題を整理するとともに、今後の法制化の動きについて説明する。これによって、FinTechに対する対応を迫られている企業のご担当者様が、法的側面からの理解を通じ、FinTechについてより深い理解が得られることを目指したい。
セミナー詳細 1.FinTech領域における国内の法的規制の説明
(1)銀行法からみた法的規制の内容
(2)その他金融領域における法的規制の内容
(3)FinTechサービスと国内の法的規制のマッピング

2.各分野、サービス別法規制の内容とその課題
(1)決済・送金分野における法規制とその課題
(2)融資(クラウド・ファンディング含む)分野における法規制とその課題
(3)PFM分野における法規制とその課題
(4)仮想通貨に関する法規制とその課題
(5)その他の分野における法規制とその課題

3.国内外のサービスからみる国内法制の具体的問題
(1)国内の具体的サービスからみる法規制の問題点
(2)海外の成功事例を国内に当てはめた場合の問題点
(3)海外法制と国内法制との比較(特にPSD(EU決済サービス指令)との比較)

4.法改正に向けた議論とその内容
(1)2つのWG報告の読み方
(2)いわゆるFinTech法案の内容
(3)その他鍵を握る法改正の動向(割賦販売法、個人情報保護法、犯収法等)

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください
補足事項 ※ご同業の方からのお申し込みはお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 

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