無担保ローンビジネスの最新動向と保証ビジネス、海外展開の現状と展望 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2016-05-25(水) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社日本格付研究所 金融格付部 アナリスト 田中 純一 氏 メーカー、都市銀行勤務を経て、08年に株式会社日本格付研究所に入社カード、信販、消費者金融、リース、地方銀行、新形態銀行、モーゲージバンク、サービサー、タイのノンバンクなどの格付を担当 |
概要 |
無担保ローン市場は、貸金業法改正によって、大きく縮小してきたが、15/3期に増加に転じた。 無担保ローン残高増加の内訳をみてみると、銀行セクターの残高が増加しており、メインプレーヤーが消費者金融会社やカード、信販会社といったノンバンクから、銀行セクターに移ってきている。 銀行セクターは、超低金利環境の継続と競合などにより預貸金利ざやの縮小が続いており、利ざやが確保できる無担保ローンビジネスへの取り組みを年々強化している。 一方、ノンバンクは、貸金業法改正によって無担保ローン残高を伸ばすことが難しくなる中、保証ビジネスという形で銀行セクターの無担保ローン残高の増加に関与し収益を得ながら、海外展開に取り組んでいる。 無担保ローンビジネスにおける市場の動き、業態別の各プレイヤーの最近の動きを整理するとともに、無担保ローンや保証ビジネス、海外展開の現状と今後の展望について考察・説明する。 |
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セミナー詳細 |
1.無担保ローン市場の現状 (1)市場の動向、業態別の残高の推移 (2)利息返還請求の動向 2.貸金業者の動向 (1)消費者金融会社の無担保ローン残高は増加に転じた一方、カード、信販の残高は減少 (2)消費者金融会社は大手による寡占化が進む (3)カード、信販会社はショッピングリボ残高の増加に注力 3.銀行セクターの動向 (1)利ざやの縮小による資金利益の減少を補うため無担保ローンビジネスを強化 (2)大手行は子会社などを活用 (3)新形態銀行は非対面、金利、限度額で優位性を発揮 (4)地方銀行、信用金庫はノンバンクとの提携を活用 (5)一部のノンバンクは銀行形態を活用し、他のノンバンクと差別化 4.今後の展望 (1)国内の無担保ローンビジネスのプラス要素、マイナス要素 (a)銀行セクターがメインプレーヤーとなることで無担保ローンのイメージは変化 (b)人口減少や高齢化で国内市場は縮小 (2)国内の保証ビジネスのプラス要素、マイナス要素 (a)銀行セクターが無担保ローンビジネスへの取り組みを強化 (b)銀行セクターが将来的に独自で無担保ローンビジネスに取り組む可能性 (3)海外展開、特にアジア市場 (a)ノンバンクは中長期的な成長を期待し、アジアに進出 (b)国内で培ったノウハウを現地の実情に合わせてカスタマイズ 5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください |
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