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デジタルマーケティング戦略

~ID・ポイント会員制サービスから金融ビジネスまで~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2016-01-26(火) 13:30~16:30
講師 株式会社野村総合研究所
ICT・メディア産業コンサルティング部
上級コンサルタント, Ph.D.
安岡 寛道 氏

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科後期博士課程修了 博士(システムデザイン・マネジメント学/総合社会文化) 野村総合研究所入社後、いったん退社し、スクウェア(現スクウェア・エニックス)にてeビジネスの新事業立上げ、アーサーアンダーセン(現プライスウォーターハウスクーパース)にてビジネスコンサルティングに従事 その後、野村総合研究所に再入社 専門は、情報通信から金融・サービス分野を中心に、ポイント・ID・電子マネー・決済を活用したビジネスの戦略立案や業務改革 新規事業の提案など 慶應義塾大学講師(非常勤)、高知県産学官民連携センター講師

概要 “デジタルマーケティング”、“デジタルビジネス”という経営用語が流行り始めている。
これらの戦略の明確な定義は特にないが、簡単に説明すると、デジタルでマーケティングを行い、デジタルでビジネスを遂行・検証するための戦略のことである。具体的には、ターゲットとなる顧客層をデジタルにIT(主にID)で捉えてマーケティングの方向性を立案し、その顧客層に対して、商品・サービスの貴重な体験をデジタルにIT(主にWeb)で提供することができ、さらにこれらの結果をデジタルにIT(主に分析システム)で検証できるもの全てが関連する。
なお、インターネットのWebサイト上でのマーケティングは、Webマーケティングと呼ばれ、WebサイトやWeb技術を応用したマーケティング手法として、主にプロモーションが主体であった。これらは“個”の顧客をターゲットとしたマーケティングに発展し、結果として会員制サービスとなり、デジタルマーケティングの源流となっている。
これらの会員制サービスには、ポイントプログラムを始めに、IDを付与して疑似的な会員として扱う簡単なサービスから、VIP会員向け優遇サービスまで多々存在する。これらの会員の取引データが集まるとビッグデータとなり、昨今のあらゆる技術(AIなど)を活用して、新たなサービス展開、ビジネス創出にも繋げられる。
また、これらのデジタルマーケティング戦略を遂行すると、多くは金融ビジネスに行きつく。それは、ネット系などの新興事業の事例を見ると明らかであり、なぜそうなるかについて、特に会員を保有する事業と連動する金融ビジネスの事例についていくつか取り上げたい。さらに、これらにビジネスで留意すべきである個人情報・プライバシーのリスクから、新サービス・ビジネス(IoTなど)、新技術(Fintechなど)への発展の可能性も解説する。
セミナー詳細 1.Web マーケティングからデジタルマーケティングへ
(1)Webマーケティング、eビジネス(ネットビジネス)、ビッグデータビジネス
(2)デジタルマーケティングの潮流

2.デジタルマーケティング≒ID・会員制サービス
(1)会員が見えるからこそ、(デジタルな)マーケティングが可能
(2)会員制サービスの代表的なポイントプログラム
(3)会員制サービス間の連携(ID連携など)
(4)会員をもとにした企業価値の算出(マーケットアプローチなど)

3.会員制サービス事業者の金融ビジネスへの変遷
(1)会員規模の大きな事業者の決済の内製化
(2)会員規模の大きな事業者の決済から金融ビジネス進出
(3)金融ビジネスに進出した新興事業者の事例とその狙い

4.会員制サービスから金融ビジネスに至る「リスク」と「可能性」
(1)潜在的なリスク(パーソナルデータによるプライバシー侵害など)
(2)新サービス・ビジネス、技術の発展(AI、IoT、Fintech など)

5.質疑応答  ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい
補足事項 ※ご同業の方からのお申し込みはお断りさせて頂く場合がございますので、ご了承ください。 

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