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MRJ初飛行とスカイマーク後の航空業界

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受講区分 会場
開催日時 2015-04-06(月) 13:30~16:30
講師 航空経済紙「Aviation Wire」編集長
吉川 忠行 氏

航空経済紙「Aviation Wire」編集長 1972年東京生まれ 音楽制作ソフトの輸入代理店に勤務後、2002年法政大学人間環境学部に編入学 都市計画や地域経済を学び、04年同大学卒 同年ライブドア入社 同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画 経済・政治・社会分野を取材し、ライブドア事件も内側から報じる 退職後は仏AFP通信社等で取材を続け、12年2月航空経済紙「Aviation Wire」創刊 テクノロジーが前面に出がちな航空産業も、人が支えていることを伝えている 13年4月からは日経ビジネスオンラインで「吉川忠行の天空万華鏡」を連載中

概要 約50年ぶりの国産旅客機となる三菱航空機の「MRJ」が、今年4-6月期にいよいよ初飛行します。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA)への初号機引き渡しは、2年後の2017年4-6月期で、最大25機を導入。日本航空(JAL)も、2021年から32機を順次投入していきます。MRJは競合する機体と比べて燃費の良さや静粛性の高さを売りとしており、プロジェクトを成功させるだけではなく、次に続く機体開発も見据える時期を向えつつあります。一方、機体を運航するエアライン側も大きな転機を迎えています。1990年代、国の規制緩和で生まれた「新規航空会社」と呼ばれる4社の新規参入したエアラインは、次々と経営危機に陥り、最後に残ったスカイマークも1月28日に経営破綻しました。羽田空港の再国際化などで、ANAやJALも大型機と小型機の運航を最適化するなど、さらなる経営効率向上を進めています。本講演では、MRJがどのような機体であるかをはじめ、エアラインが運航している各航空機についてや、日本の航空機産業の現状、MRJ後の機体開発を解説します。同時に、再編が進む国内エアラインの実情もご紹介します。
セミナー詳細 1.国内エアラインが運航する機体の概要
(1)幹線用の中大型機
(2)LCCや地方路線用の小型機
(3)地域間輸送を担うリージョナル機

2. MRJとは
(1)海外製部品が多い国産機
(2)飛ばすだけなら簡単
(3)受注の展望

3. 日本の航空機産業
(1)YS-11から始まった戦後の航空業界
(2)ボーイング機やエンジンの製造参画
(3)民間転用の難しさ
(4)製造業の航空業界参入の難しさと展望

4. 国内エアラインの勢力図
(1)ナショナルフラッグとなったANA
(2)規模より質を追うJAL
(3)スカイマーク破綻で規制緩和は失敗か
(4)iPhone/iPadなど航空会社はどうIT活用を進めているのか

5. ポストMRJに向けて

6.質疑応答※  録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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