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日本の航空事業における収益性のポイントと経営の現状・課題・展望

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受講区分 会場
開催日時 2015-03-25(水) 13:30~16:30
講師 株式会社航空経営研究所
代表取締役研究所長
赤井 奉久 氏

1971年東京大学教育学部卒業、同年日本航空入社 長年経営企画、経理部門にて収支計画、決算、原価計算、経営分析等の業務に従事 その後JALグループの経理集中子会社を立ち上げて社長に就き2007年退任 同年株式会社航空経営研究所を設立して現在に至る 航空会社の経営に関わる調査研究分析、論文、講演多数 著書「格安航空会社の企業経営テクニック」(TAC出版) 明海大学、文化学園大学講師

概要 航空事業の経営は、一般的にお金の情報(財務諸表等)によって測られ、定性的情報(事業環境や航空政策等)をもとに評価されている。
しかし航空事業の経営を正しく理解し判断するためには、業界特有の常識を知り、種々の生産物量を絡ませた計数指標によって測ることが不可欠である。
今回は、経営分析のうち、特に収益性をみるポイントを紹介し、それに沿って日本の航空事業の経営と戦略を眺め、今後を展望することとする。
講義の中では、海外航空会社も含めて実際の数表を多用し、またわかり易いモデル図を使って、楽しく理解しながら進行する工夫をしている。
セミナー詳細 1.収益性をみるポイント
(1)収益性の前提(業界基礎常識)
  (a)ウオーミングアップクイズ(えっ、そうだったの?)
  (b)航空事業のコスト構造と留意点(運航4費用のコントロールがポイント)
  (c)航空機に規模の効果は通用するか?(大型化は低コスト化をもたらすか?大型機/小型機で違う効用)
(2)収益性の見方
  (a)収益性指標の算出手法と見方(供給量と輸送量、搭乗率とブレークイーブン、イールドとコストなど)
  (b)低価格ブランド事業(LCC)のビジネスモデルの要諦(2つの公式)(巷間で語られているLCCモデル10カ条には軽重がある)
  (c)既存大手の低ブレークイーブン事業モデル(既存大手の収益源は高イールド/低ブレークイーブン戦略)

2.日本の航空事業の経営の現状・課題・展望
(1)収益性指標の比較と日本企業の特徴(各指標を国際的及び事業モデル別に比較し、
   日本の航空会社の特性や戦略をみる。)
(2)日本の航空会社の経営の現状・戦略・展望
  (a)大手2社の収益性と戦略の比較
  (b)スカイマークの戦略にみる成功と失敗の原理
  (c)中堅3社の経営状況と展望(ANAとの提携の現状と相互メリット)
  (d) LCCの経営状況と課題・展望(好調のPeachと大幅赤字のJetstar-Japanの違いはどこにある?)
(3)日本の航空事業経営の課題・展望
  (a)国内線事業の課題と展望(人口減と新幹線との競争の中で)
  (b)国際線事業の課題と展望(グローバル化と人流拡大の中で)

3.質 疑 応 答   ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい

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