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航空産業の最新動向と今後の展望

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2015-01-14(水) 13:30~16:30
講師 株式会社 三菱総合研究所
企業・経営部門
統括室事業推進グループ 兼 経営コンサルティング本部
参与 チーフコンサルタント
奥田 章順 氏

早稲田大学理工学部理工学研究科修士課程修了、1983年4月株式会社三菱総合研究所入社 主に航空機、自動車等のインテグレーション産業の技術戦略・事業戦略、事業化支援等のコンサルを実施 北陸先端技術大学院大学客員教授、公益財団法人航空機国際共同開発促進基金 理事 文部科学省「航空科学技術ロードマップ検討委員会」委員長、NEDO「環境適応型小型航空機用エンジン研究開発の技術委員、「環境適応型高性能小型航空機研究開発」の研究評価委員等をつとめる 現在、東京大学「航空イノベーション研究会」、JAXA「静粛超音速機技術の研究開発に関する外部有識者委員会」委員等

概要 航空産業は、航空機の製造、運航、サポートなど幅広い事業から構成されている高度なシステム産業である。一方で航空旅客の需要は、今後20年で年平均5%以上の伸びを示す成長産業で、日本においても三菱航空機のMRJやボーイング777X、さらには米国で生産されるホンダジェットなどのプロジェクトが進んでおり、航空機産業への関心は中小企業等でも高まっている。本セミナーでは航空産業の全体像について解説するとともに、近年の動向、ビジネスモデルの変化、そして、2020~2030年にむけての航空産業の変化と新たな展開について述べる。
セミナー詳細 1.航空産業の全体像
一般に航空産業は航空機製造業を意味することが多いが、航空産業全体を理解するためには、航空機製造業だけではなく、航空輸送事業(エアライン事業)、航空機リース・ファイナンス事業、航空機整備事業(MRO:Maintenance、Repair、Overhaul)、空港や管制などの航空インフラ、航空政策、さらには航空分野の先進的な技術動向などを関連づけて把握することが重要となる。ここでは現状の航空産業の全体像について、外部要因等を含めて解説する。

2.最新動向(航空機製造、エアライン、MRO)
現在、約50兆円の航空産業は、航空機を開発・製造する航空機製造業(航空機メーカ、エンジン・メーカ、装備品メーカ等)、航空機を運航するエアライン事業やそれをサポートするリース・ファイナンス、MRO事業などから構成される。そして、これらの事業はお互いに密接に関連しあい、常に変化している。ここでは航空機製造関連、エアライン、MRO事業などのグローバルな最新動向と、現在進んでいる事業間の連携、統合の動き等について、欧米、日本、及び中国、ロシアを含めて最新動向を解説する。

3.航空機産業のビジネスモデルと戦略
航空産業においては、航空機メーカ、エンジン・メーカ、装備品メーカ、エアライン、MRO事業者などにより、売上規模や利益率は大きく異なってくる。ここでは主な航空産業のビジネスモデルについて解説するとともに、主要プレイヤーが収益向上に向けて、どのような戦略をとろうとしているかについて述べる。

4.2030年に向けての新たな動き
2030年に向けての航空産業について、市場、技術、事業、プレイヤーなどの視点から、その方向性について述べる。既に2020年に向けてはボーイング737MAX、777X、エアバスA350XWB、A320neo、A330neo、三菱航空機のMRJやエンブラエルのE2、中国のC919、ロシアのMS21などの複数の機体開発が進展しているが、2030年に向けてはさらに次世代機の登場が予想され、新技術の適用が拡大していくと考えられる。ここでは2030年に向けての世界の航空産業と我が国航空機産業の方向性について考察する。

5.IoTがもたらすビジネスモデルの転換
ボーイング787型機に見られるように、現在の航空機では複合材料等の新素材の適用とともに、電動化・ICT化が進展しており、こうした変化が2020年、2030年に向けて航空産業に新たなビジネスモデルをもたらすことが予測される。とりわけGEが進めているIndustrial Internetに代表されるIoTの導入は、航空産業だけではなく、広く製造業のビジネスモデルの転換をもたらす可能性が高い。本項ではIoTがもたらす、航空産業のビジネスモデルの転換シナリオを展望する。

6.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい
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