太陽光以後のFIT再生可能エネルギー案件、組成の際の留意点 |
受講区分 | 会場 |
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開催日時 | 2014-08-27(水) 13:30~16:30 |
講師 |
株式会社インフラコモンズ 代表取締役 案件開発室長 今泉 大輔 氏 青森県弘前市生 早稲田大学教育学部英語英文科中退 1990年代後半からITや金融のコンシューマ/エンタープライズ分野について雑誌記事や単行本の執筆を行うかたわら、銀行系シンクタンク、外資系コンサルティングファームなどからネット、金融、電力分野におけるプロジェクト単位のリサーチを受託 2003年~2010年半ばまで米系大手IT企業にリサーチャーとして勤務 その後、守備範囲をインフラ(海外PPP、国内発電)、スマートグリッドに定めてコンサルティング・執筆活動を行っている 2012年半ばより、(株)インフラコモンズ設立に関わり、国内再エネ・石炭火力だけでなくアフリカ(タンザニア)の発電・エネルギー案件の組成に関わる 著書に『電力供給が一番わかる』『再生可能エネルギーが一番わかる』(技術評論社)、『IPOという選択』(翔泳社)など ブログ「インフラ投資ジャーナル」を運営 |
概要 | 2012年7月から始まった再生可能エネルギー固定価格買取制度も施行から丸2年が経過しており、様々なことが明らかになってきた。太陽光発電については、買取価格が32円まで下がり、好条件を満たした案件しか成立しない状況になりつつある。一方で、他の電源種別では、買取価格が高めに維持されており、バイオマスや地熱では具体化する案件がまだ少ないために、今後も高い買取価格が続くことが予想される。本セミナーでは、太陽光発電が一巡したとの認識の下に、今後、活発化するであろう電源種別の具体面、特に制約条件とレンダー側が留意すべき評価ポイントに焦点を当てる。いずれの電源種別においても、事業主体は意欲的に案件形成を図りたいと考えているが、主には燃料調達の制約がレンダー側にも融資の消極姿勢を招く図式がある。そこにおいて、レンダー側が健全な案件形成に貢献できる余地があるのかを考察したい。 |
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セミナー詳細 |
1.木質バイオマス発電 (1)木質バイオマス発電の基本(メカニズム面) (2)発電事業が成立するための条件 (3)規模の制約(なぜ5,000kW 以上でないと成立しにくいのか?) (4)安定的な材の調達の難しさ (5)売電価格32円の材と24円の材の違い (6)バイオマス発電案件の評価のポイント (7)レンダーに求められる柔軟な姿勢 (8)洗練されたスキームを持った案件(岩手県一戸町エナリス案件) (9)材の安定供給に不可欠な高性能林業機械 (10)欧州小規模案件を成立させているORCが日本にも (11)4時間3交代制の案件と無人で稼働できる案件 (12)200kW 前後の案件の可能性 2.石炭火力木質バイオマス混焼 (1)石炭火力木質バイオマス混焼の基本(微粉炭焚きに混ぜる) (2)混焼比率の制約と半炭化による混焼比率向上 (3)国内材で成立するか? (4)PKS など外材の調達をどう評価するか? 3.バイオガス(メタン発酵ガス)発電 (1)バイオガス発電の基本(メカニズム面) (2)発電事業が成立するための条件 (3)従来とFIT以後のバイオガス発電事業の違い (4)発生するバイオガスを左右する菌 (5)環境省系グリーンファイナンス推進機構出資案件 (6)バイオガス発電案件の評価のポイント (7)レンダーに求められる柔軟な姿勢 4.地熱発電フラッシュ方式 (1)地熱発電フラッシュ方式の基本(メカニズム面) (2)発電事業が成立するための条件 (3)地元の温泉事業者対策が鍵 (4)大規模案件(1万~3万kW)はなぜ長期の準備期間が必要なのか? (5)2,000kW の新規ユニットの可能性 5.地熱発電バイナリー方式 (1)地熱発電バイナリー方式の基本(メカニズム面) (2)バイナリー方式の制約 6.風力発電 (1)風力発電の基本(メカニズム面) (2)風力発電事業が成立するための条件 7.小水力発電 (1)小水力発電の基本(メカニズム面) (2)初期投資の大きさ (3)水利権の難しさ 8.地域エネルギープロジェクトのうねり (1)全国各地で立ち上がる地域エネルギープロジェクト (2)典型的な案件 (3)レンダーに求められる条件 9.質 疑 応 答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい |
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