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金融機関における内部監査態勢の高度化≪実践編≫

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2014-07-25(金) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
シニアマネジャー
石塚 岳 氏

1979年京都大学法学部卒業、大手邦銀に入行 市場国際部門、英国証券現地法人及び本邦証券子会社で引受業務、デリバティブ商品等開発・営業に従事する等投資銀行業務を長く経験 その後内部監査部門で本部・関連会社監査態勢整備のプロジェクト担当、本部関連会社監査を長く経験 05年にトーマツ入所後は、特に大手行や地域金融機関へのコンプライアンス態勢支援や、内部監査の品質評価・構築支援を担当 著書として『内部監査高度化のすべて』(共著、金融財政事情研究会、10年) 公認内部監査人(CIA)

概要 内部監査機能は経営管理(ガバナンス)の重要な柱であり、内部監査部門には経営陣の監査ニーズをどのように内部監査活動に反映させるかが求められる。また経営計画の進捗や外部環境の変化に対して迅速に内部監査機能を発揮することも求められる。これまでにも多くの金融機関の内部監査部門では「プロセス監査」・「リスクベース監査」の実現に向けた取り組みが行われているが、これからは「経営に役立つ内部監査」「リスク変化への感応度ある内部監査」の実現に向けた取り組みも視野に入れることが重要である。さらに内部監査部門の人材に求められる専門性も一層高いものが求められている。本講義では、多くの金融機関の内部監査部門へのコンサルティングに従事している講師が、「経営に役立つ内部監査」「リスク変化への感応度ある内部監査」といった観点や、内部監査部門の人材強化について、実務に即した説明を行う。本講義は、内部監査部門の役職者、企画担当者ないしは実際に内部監査業務に従事している担当者を対象に、今後の実務に携わるうえでの前提知識の習得、若しくは、知識の再確認とレベルアップに資することを目的とする。
セミナー詳細 1.「経営に役立つ内部監査」の実現に向けた具体的な対応
(1)経営陣の「監査ニーズ」をリスク・アセスメントや内部監査計画に取込むための工夫
(2)経営計画・本部施策のPDCAサイクルの有効性を対象とした内部監査の実施
(3)内部監査部門から取締役会への報告のあり方
(4)フォワード・ルッキング・アプローチと予防監査

2.内部監査態勢の高度化
(1)組織・規程 ~限られた人員の中で専門性を強化確保のための施策
(2)監査種類 ~「テーマ別監査」と「部署別監査」の特徴
(3)リスク・アセスメント
 (a)テーマ別監査の充実に伴うリスク・アセスメント手法の変化・高度化
 (b)取締役会の監査ニーズとのリスク認識の擦り合せ
(4)内部監査計画 ~重点監査項目の選定と監査での実現
(5)オフサイト・モニタリング
 (a)リスク変化への感応度を高めるための工夫
 (b)データを活用したモニタリング

3.個別監査の高度化
(1)事前準備 ~事前準備期間・準備の進め方、監査プログラムの整備上のポイント
(2)往査実施 ~往査中の監督と進捗ミーティング、指摘事項のレベルアップに向けた工夫、監査人のスキル向上
(3)監査報告 ~経営に向けた監査報告書記載方法のレベルアップ
(4)指摘フォローアップ ~同じ指摘を繰り返さないための工夫

4.質 疑 応 答  ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい
補足事項 ご希望の方に「受講証明書」を発行させていただきます。 

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