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金融工学と行動ファイナンス

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2001-11-16(金) 13:30~16:30
講師 熊本学園大学 経済学部
渡辺 信一 助教授

セミナー詳細 最近、従来の「効率市場仮説」に対する批判に基づいて、「行動ファイナンス」の議論が盛んである。もともとはサマーズやシラーなどの少数の学者が主張したのが始まりであるが、A.シュレイファーの"Inefficient Markets"(邦訳「金融バブルの経済学」兼広崇明訳)などの出版もあり、学会でも注目されている。このセミナーでは、「効率市場仮説」の問題点を指摘し、「行動ファイナンス」的立場から、投資理論、投資手法に関する提案を行なう。また、最近の機関投資家のクオンツ運用についても解説する。

講義詳細
1.デリバティブとヘッジ・ファンド ~ 効率市場仮説と金融工学
(1)LTCM破綻の原因         
(2)ボラティリティの売買
(3)ボラティリティ変動の理由    
(4)効率市場仮説  
(5)現実的対応           

2.パッシブ運用 ~ 金融工学の陥穽
(1)金融工学ブーム        
(2)金融工学の発展
(3)パッシブ運用          
(4)金融工学の問題点
(5)問題解決の方向        
(6)金融工学の行方

3.金融工学と行動ファイナンス ~ 効率市場から行動ファイナンスへ
(1)問題意識
(2)金融工学の進歩
  ~ ベータとCAPM
  ~ ノイズトレーダーとアービトラージャー
  ~ 行動ファイナンス
(3)現実の証券市場は信頼に足るか
(4)証券市場に対するそもそもの疑問
(5)証券市場に対するアプローチ
(6)目指すべき方向性

4.質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい

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